7大総合商社全てに転職決定者実績を持つエリートネットワークが、合格難易度や内定する人の特徴、選考時期などについて、詳しく解説します。
日本の総合商社は、大手の場合20兆円超の事業規模、そして金融機能、物流機能を備えています。世界でも類を見ないほど幅広い事業分野と使用総資本を持つ会社です。
明治時代の近代化を支えた貿易業から端を発し、戦後の復興、高度経済成長を資源供給や融資で支えることで存在感を発揮してきた歴史を持ちますが、日本・世界経済の変遷に沿う形でその業態や事業分野を多様化させてきました。
このような形態の代表的な総合商社として、財閥系の三菱商事株式会社、三井物産株式会社、住友商事株式会社と非財閥系の伊藤忠商事株式会社、丸紅株式会社の5大商社、ここに双日株式会社、豊田通商株式会社を加えた7大商社が挙げられます。
従来は物資の売買における仲介、いわゆるトレーディングといったサプライチェーンの川上~川中を担うのが主流でした。
しかし、次第に事業への投融資やモノを直接「売る」立場、つまり川下まで包括したサプライチェーン全体に拡大していきました。
現在では、自らが資本を投下し子会社や連結事業会社を設立し新規事業開発やプロジェクト組成を中心に、商社が主体となって0→1のビジネス創出を行っています。
世界情勢や社会の動向と密接に繋がるのが総合商社のビジネスです。
各社においてその特色、持ち味は異なるものの、「脱炭素」「再生可能エネルギー(洋上風力、太陽光、バイオマス燃料など)」「SDGs」「DX(デジタルトランスフォーメーション)」「メタバース」等、現代の社会課題解決を牽引する役割を果たし、未来を見据えた更なるビジネス展開に向けて今もなお体制再編・拡大を続けています。
企業や求人案件によって求められる要件は異なりますが、総合商社では、特に以下のような素質・スキルを持つ人物が求められる傾向にあります。
新卒採用とは異なり、キャリア採用ではこれまでの経歴、すなわち即戦力として活躍できるような専門性が問われるようになります。
新卒採用でも十分に人手を集められる総合商社がキャリア採用を行う意図の一つに、この「専門性」の側面を補強することで組織強化を図る。という点が挙げられます。
それゆえ、自身の専門性を以て商社に、ひいては社会に貢献しようという意欲的な人材は、特に高く評価されています。
この場合、総合商社での経験があるかどうかは問題ではなく、異業界での経験であっても商社ビジネスにポータブルであると判断されれば選考に乗る為、採用の間口は柔軟であるとも言えます。
実際にエリートネットワークを通じて総合商社へ合格された方のバックグラウンドは、多岐にわたります。
金融機関、グローバルメーカー、エンジニアリング会社、通信会社、専門商社、コンサルティングファーム・シンクタンク、さらには官公庁(国家公務員総合職)まで様々なご経歴を持つ方々がいらっしゃいます。
例えば、イベント運営会社など、大きく異なるビジネス形態を持つ業界出身者も、エリートネットワークの支援を経て、総合商社への転職を実現されています。
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グローバルに事業を展開する商社では、いかなるポジションでも高い英語力を求める傾向にあります。
特にビジネスシーンで英語を使っていた経験を持つ方は、商社への就職でも大きな強みになります。
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将来的に経営者を目指しておられる方も、商社においては好意的に捉えられます。
新規事業の拡大を続けている商社にとって、こうした意欲を持つ人材は会社を成長させてくれると期待されています。
商社の持つ幅広いフィールドで若いうちから経営者候補として活躍できることも、商社で働く魅力の一つと言えるでしょう。
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何よりも重要なのは、「総合商社に入って何をするか?」という目的意識、すなわち社会を動かす当事者としての高い意欲です。
まだ社会にないもの、これから新しい常識となるものを率先して広めてゆくことが任務であるため、何事も積極的に学び、規模の大きな仕事にも果敢にチャレンジして推進してゆく行動力とメンタルの強靭さは、どの総合商社でも求められています。
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新たなビジネスの構築に向け体制強化を図るべく、更に人を増やそうと採用活動を活発化させている総合商社ですが、その事業規模や社会的責任の重さゆえに選考基準も厳しく、また依然として人気も高いため採用は狭き門であると言えます。
総合商社のキャリア採用を突破するには、「選考のポイント」を押さえる必要があります。
このポイントとは、すなわち選考時期や選考方法であり、各社によって異なります。
たとえば、年に数回のみの定期採用を行う企業もあれば、特定のエージェントを介した通年募集を行う企業もあります。
時期や年度によって募集されるポジションも毎々変動するため、特定のポジションを狙うならば転職時期を合わせる必要もあるでしょう。
この「タイミングの見極め」が、商社の転職の難しいところです。
また、志望動機書等の用意すべき書類や適性検査の内容も各社様々で、個人で全ての情報を把握し対策を練ろうとするのは極めて至難の業です。
それに対して、実績の多いエージェントはこうした総合商社特有のキャリア採用についての「情報通」であると言えます。
エージェントの持つ様々なノウハウを上手く活用することが、狭き門への突破口となり得るのです。
エリートネットワークは先に挙げた7大総合商社全てに決定実績を有し、各社独自の選考事情に精通しています。
当社を通じて商社への転職を決めた方々の『転職体験記』も多数掲載しておりますので、ぜひご覧下さい。
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