インターンシップ体験談
Internship
早稲田大学 理工学部 経営システム工学科(2005年3月卒)
大学2年の冬、(株)エリートネットワークのWebページ上に求める人材像の条件として書かれてあった、「1、素直であること」「2、謙虚であること」という言葉に強いインスピレーションを感じて、私は、(株)エリートネットワークのインターンに応募しました。というのも、私は、「謙虚で素直な人間であれば幸せになれる」という祖父の言葉を幼い頃から聞かされ、また、そのような人間になりたいと物心ついた時から思っていたからです。また、同時に、私は、インターンをするのであれば、第一目的がお金を稼ぐことではなく、学生の時から社会と接点を持ち、実社会というものを学びたいと考えていました。そういう意味で、多くの人と接することができるであろう人材紹介会社であれば、現実社会の様々な側面を垣間見ることができるのではないかとも考え、(株)エリートネットワークのインターンに応募しました。愛媛県の田舎から上京して来て2年弱、しかも、普段は学生街でしか生活していないため、初めて訪れる銀座の雰囲気に多少圧倒されながらも、私は、(株)エリートネットワークの門を叩きました。
幸運にも、条件付きで(株)エリートネットワークの一員として迎えて頂くことになりました。その条件というのは、「元気に働くこと」と「大きな声を出すこと」という2点でした。それを聞いた時は、少し変わった会社だと感じましたが、今から考えると、既に面接の時点で、私の足りない点を見抜き、ご指摘頂いたということだったのだと思います。
仕事内容(株)エリートネットワークでは、転職カウンセラーが法人営業も兼任するという形態を取っています。そのアシスタントとして、内勤サポートスタッフの方がいます。そのような中で、インターン生に課された仕事は、一つは、人材コンサルタント(法人営業 兼 転職カウンセラー)の方の補助です。また、同時に、インターン生は内勤スタッフの方が、より優先順位の高い仕事に集中できる環境を作るための補助もしなければなりません。つまり、インターン生は、(株)エリートネットワークという組織の歯車がうまく回るようにお手伝いをするという任務全般を任されるのです。
主な業務としては、以下の3つがあります。まず、電話応対です。(株)エリートネットワークには、企業の人事部の方からやキャンディデートの方等から、多くの電話があります。そのすべてに的確に、かつ、親切で心のこもった応対をすることが求められます。次に、Eメールの作成です。人材コンサルタントの方は、忙しくクライアント先の企業を飛び回って、インタビューを行っています。その空いた時間に営業の方々から、社外からの電話で、こういう内容のメールを誰宛に打っておくようにと頼まれます。3つ目に、クライアント先の企業の資料や(株)エリートネットワークの会社案内の資料を作ることです。主な業務はその3つなのですが、これらはあくまで基本的な業務であり、その他、急な届け物を届けに行ったり、必要な物品を買出しに行ったり、営業の方の予定を管理したり、一口に人材コンサルタント補助とは言っても、その内容は多種多様です。
一言でインターンの仕事を言うならば、(株)エリートネットワークで働いている方が、効率的に仕事を行えるようにバックアップをする、縁の下の力持ち的な仕事だと考えて頂ければよいのではないかと思います。しかし、それぞれの仕事は、どれ一つとっても、全く同じものはなく、その時々の状況に応じて的確な判断をすることが求められます。
このように書くと、仕事の内容が幅広く、難しい仕事のような印象を持たれるかもしれません。しかし、実際には、電話応対での敬語の使い方や、Eメールの作成におけるフレームワーク等、仕事のかなり細かい部分まで、マンツーマン以上に、(株)エリートネットワークで働いている先輩社員全員の方から、懇切丁寧に教えて頂けるので、全く心配は要らないと思います。事実、私も敬語で電話応対等したこともなかったような状態でしたので、始めは戸惑うこともかなり多く、ご迷惑を掛けてしまうことも多々ありました。しかし、その度に、皆さんから愛情のこもったご指導を頂き、結果として、一通りの仕事ができるようになるまで育てて頂きました。(株)エリートネットワークは、全員が元気で熱気のある会社です。皆さんが仕事に対して、強い情熱を持って取り組んでいらっしゃるので、自分も頑張らなければという、いい刺激になるはずです。
就職活動にどう役に立ったか(株)エリートネットワークのインターンを通じて学んだことによって、私は確固とした基盤を持って就職活動に取り組むことができました。
理工学部に所属していますので、大半の学生は大学院に進学するという環境の中で、私も大学院に行くか、学部卒で就職をするのかという選択をしなければなりませんでした。そのような中で、私は就職をするという選択をした訳ですが、その一番の理由は、早く社会に出てビジネスの最前線で働きたいという気持ちが強かったからです。(株)エリートネットワークというビジネスの最前線の現場に身を置いたことで、大学のキャンパス内のゆっくりとした環境でもう2年間も大学生活を送る時間が無駄に思えたのかもしれません。
就職活動を始めるに当たっては、まず、どのような業界や会社、職種があるのかということを知る必要があります。(株)エリートネットワークでは、日々、多くの会社や、各企業から送られて来るジョブディスクリプションと接する機会がありますので、就職対策本等で勉強する必要もなく、各業界の概要については、自然に頭に入っていました。しかも、(株)エリートネットワークの中では、こういう企業が、こういう人材を欲しがっていると言ったような、新鮮な情報が飛び交っていますので、普通に就職活動をしていては、絶対に知ることのできない情報にも触れることができました。(ただし、守秘義務に関しては、徹底的に叩き込まれました。)
また、各業界に精通し、日々キャンディデートの方々とカウンセリングを行っているようなプロの方々が隣におられる訳ですから、イメージでしか企業を見ないという学生が陥りがちな見方ではなく、実際にインタビューを行い、他の企業も見ているからこそ言える本物の企業の見方も教えて頂くことができました。更には、自分のキャリアプランを考える上で、最も重要となる自分の適性についても助言を頂きました。何千人というキャンディデートと直に接してきたプロの人材コンサルタントに、私の働き振りを見て頂いた上で、適性についてアドバイスを頂く訳ですから、非常に説得力があり、自分という人間が最大限能力を発揮できる可能性の高い職種を絞り込んでいく上で、非常に参考になりました。
就職活動中は人事の方やOBを含め多くの社会人の方と接することになります。お辞儀等の基本的な礼儀や電話やメールでの応対で苦労していた友人が多い中、私の場合は普段から(株)エリートネットワークで鍛えて頂いていたため、何の苦もなく自然に接することができました。
しばしば(株)エリートネットワークでは、企業とキャンディデートの方との出会いを、「縁」という言葉で表現しています。企業側もそのキャンディデートの方と働きたいと思い、一方のキャンディデートの方もその企業で働きたいという、願意の一致、また、幾通りもの選択肢がある中で、両者が出会ったという、何か人智を超えた運命的なものを、「縁」という言葉で表現しているのです。結局、私は「ご縁」がありまして、来年からは、ある都市銀行でお世話になることとなりました。(株)エリートネットワークの皆さんから頂いたアドバイスや、(株)エリートネットワークで学んだことがなければ、私は就職活動で、「縁」を感じることはできなかったでしょう。自分が満足して就職活動を終えることができたのも、(株)エリートネットワークの皆さんのお陰だと、深く感謝しています。
何を学んだか、そして、どういう学生に来てもらいたいか私は、人生の修行のつもりで、(株)エリートネットワークで就労体験をさせて頂きました。なぜならば、そこには実社会という教材と心から尊敬できる先生達が存在するからです。私は、この(株)エリートネットワークという教室で、「人に貢献する心」を学びました。これは、決して学問のみを追究する大学の教室では学ぶことができなかったことです。また、(株)エリートネットワーク程、いち大学生を社会人予備軍のインターン生として受け入れ、育ててくれる会社は他にはないでしょう。実社会を学ぶため、真剣に就労体験をしてみたいと考えている方は、是非(株)エリートネットワークの門を叩いてみて下さい。きっと、(株)エリートネットワークはあなたを歓迎してくれるはずです。