インターンシップ体験談
Internship
東京大学大学院 工学系研究科 システム量子工学専攻(2009年3月卒)
大学院1年の秋で就職活動を始めたころ、私は新卒向けの企業合同説明会に参加しました。その時に同社のブースでお声を掛けて頂いたのが、私が(株)エリートネットワークと出会ったきっかけでした。そこで私は、人材紹介という仕事を始めて知りました。いったいどんな業種なのか?抱いた疑問を逐一社員の方にぶつけたところ、分かりやすく詳しく説明して下さいました。その社員さんは私が質問したことを打てば響くように返してくれ、短い間にも拘らず人材紹介という仕事の一端について知ることができました。同時に、私は自分が知らない職種や企業がとても多いことを痛感しました。同社でインターンを経験することで、実際の社会での仕事とはどういうものなのか、世の中にはどのような企業があり、企業ごとの違いはどのようなものなのかを知ることが出来るならば就職活動に役立つに違いないと考え、同社のインターンに興味を持ちました。後日電話で、同社で仕事したいという旨を伝え、銀座のオフィスでスタッフの方々との面接の場を設けて頂きました。そして無事インターンシップ生として働かせて頂けることになりました。
仕事内容/(株)エリートネットワークで学んだこと(株)エリートネットワークの転職カウンセラーは、自ら法人営業も兼任しており、日々各企業に足を運んで取材し、各企業ごとの風土から面接官や経営者の人材観まで熟知しておられます。そのうえで転職希望者に合った企業を紹介しておられます。したがって、カウンセラーは勿論、カウンセラーをアシストする内勤スタッフの皆さんは多忙です。私の仕事は、スタッフやカウンセラーの皆さんが仕事に集中できるようにするための補助でした。当然初めは分からないことばかりですので、スタッフさんに伺いながら、事務作業や電話応対の仕方などを一から懇切丁寧に教えて頂きました。そのような経験を通じて、分からないことは勝手に判断したり、曖昧にしたりせず、着実に正確にこなす必要性を教わりました。電話応対ひとつとっても、電話の相手である企業の方や転職希望者にとって、応対している私がインターン生であることなど知る由もないし、関係のないことです。与えられた仕事については、社員と同等のクオリティが求められるのです。私の単純なミスが転職希望者や相手企業の不利益に繋がることはあってはならないことです。とは言っても、やはりミスはしてしまうものです。企業の方を相手にした電話応対などほとんど経験のなかった私は、緊張し過ぎてしまい、敬語の使い方等でつい誤った言葉づかいが出てしまうことがありました。そういう時は、スタッフさんが丁寧かつ的確に注意して下さいました。
自主性の重要さも学びました。忙しいスタッフやカウンセラーの皆さんを少しでも補助するため、「こちらから仕事を奪いに行く」くらいの姿勢がちょうど良いのだと分かりました。自主性の面については、私はまだまだだったと思いますが、積極的に仕事をして成功したときは嬉しいし、やり甲斐に繋がるので、今後も意識していきたいと思います。
この仕事をしていると、オフィスでカウンセラーの皆さんが各企業の状況などを話しておられ、その内容を聞ける機会が多いです。普段は大学の研究室で実験等に明け暮れている私にとって、現実のビジネスの実態を垣間見られる数少ないチャンスであり、学べることがたくさんありました。またその内容は大変興味深いものでした。
(株)エリートネットワークの「人」(株)エリートネットワークは、とにかく皆さん元気で活気のある職場です。そして仕事に対し真剣そのものです。それでいて冗談の飛び交うことが珍しくない楽しい職場です。楽しく仕事ができたのは、皆さんがインターン生の私を同僚として扱って下さったからだと思っています。また、自分の仕事をこなしながらも、相談した時は私の立場に立って考えて下さいました。私が学会等で忙しい時はそちらを優先して休ませて頂くなど、学生の諸事情に配慮して頂きました。
私が同社でのインターンを志した目的の一つに、就職活動に役立てるということがありました。その点については、社長の松井さんをはじめ、多くの企業・転職希望者を見てきたプロの社員さんが快く相談に乗って下さり、イメージや思い込みで職種を選択しがちな私の視野を広げて下さいました。例えば、私は自分が学んできたことやこれから学ぶことを人の役に立てたいと思い、そのような職種を探して色々な業種を見ながら就職活動を続けていました。そんな時、社員の方に人の役に立たない職種はないのだから、そういう観点で選ばない方が良いというアドバイスを受け、なるほどその通りだと思いました。職種の違いとは社会の中で果たす役割の違いに他なりません。ならば自分が一番得意だと思えることを仕事にしよう、という単純な発想に立ち返り、最終的にはメーカーの研究職を選びました。中学の頃から環境・エネルギー分野の技術開発に携わりたいという想いがあり、やはりそれが自分自身の正直な気持ちだったからです。親身になってアドバイスをして下さった皆様に感謝しております。
最後に人により、インターンを経験する動機は様々だと思いますが、(株)エリートネットワークでの仕事を通して得られるものは実り多いと確信します。私の場合、学部時代はずっとボート部で合宿生活をしながら大学に通い、ボートや大学での講義が生活の大部分を占め、インターンはおろかアルバイトの経験すら全くありませんでした。(株)エリートネットワークで初めてインターンを経験し、社会人の方と一緒に仕事をさせて頂くことで、実際に働くとはどういうことなのかを身をもって体験させて頂きました。その1点だけでも自分にとって本当に価値のあることだと思っています。アルバイト経験が全くなかった私でも、スタッフさんの指導のお陰で仕事を続けてこられました。インターンに不安を抱いて躊躇しておられる方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、心配はいりません。(株)エリートネットワークに興味を持たれたならば、ぜひ挑戦してみて頂きたいと思います。