独立系 OTTコンテンツ・プラットフォーム企業 IP事業部 漫画編集者
東証プライム上場 大手出版社 漫画編集者
加地 圭太 氏 40歳 / 男性
学歴:静岡学園高等学校 卒
中央大学 法学部 法律学科 卒
そもそも、私は就職活動というものをほぼしてこなかったことを最初に記しておきます。
学生時代は司法試験受験に勤しみ、卒業後その道を諦めた後は試験勉強の反動からか、趣味に打ち込み続けました。そのため、就職説明会などに参加したこともなく、多くの方が就職のために行っているような活動はまったくしないままでした。
そんな私が最初に就職したのは齢26歳になってからのこと。
趣味の世界で生きたいと思い、漫画の編集職に応募し、そのまま就職しました。それはとてもありがたいことだったのですが、それから時が経ち、転職をしようと思い至った時に大きな問題に気づくことになりました。
就職知識がまったくないのです。
どんな会社があるのかを、どうやって探せば良いのか。会社の比較をどのようにすればいいのか。面接で気をつけるべきことは何なのか。そもそも転職エージェントってどんなものなのだろうか?
こんな私を助けてくれたのがエリートネットワーク様でした。
自分が転職するに当たり、会社の紹介からその後のサポートに至るまで親身になってくださったエリートネットワークの転職カウンセラー 山形様には大変感謝しております。
今回はその感謝とともに自分の転職活動を綴らせていただきます。
転職活動の仕方がまったくわからなかった私ですが、まずは希望である編集職を募集している会社を探しました。ですが不惑になった私を、今の会社より良い待遇で、しかも正社員の編集職で雇ってくれる出版社はなかなか見つかりませんでした。
そんな中、エリートネットワークの山形様とお話する機会がありました。ご提示してくださった会社は、これから漫画事業を進めるため編集経験のある者を探しているとのことでした。これから事業を始めよう、という会社は、そのことを公にはもちろんしていないので、自分ひとりでは決して出会うことができない会社でした。こうした会社と転職活動者を繋いでくれるのが、転職エージェントの役割の一つであると知りました。
エリートネットワーク様がご提案してくださった会社はとても魅力的、且つ、これまでの自分の経験を活かすこともできるので、お話しする度に就職意欲が高まっていきました。
会社とのやり取りにおいて、一人では「こんなことを聞いてもよいのだろうか」と悩んでしまうようなことも、エリートネットワーク様が間に立ってくださることで、安心感を持ちながら転職活動を進めることができました。
最初の就職からずっと編集職を続けてきましたが、編集という職はコンテンツを自分の力で生み出し、育てられます。いくらでも力を尽くすことができ、尽くすごとにそれが成果として目に見えることに強い魅力を感じてきました。
ですが、会社の意向でその職から異動となってしまいました。異動先の仕事も大事な仕事で、やり甲斐を感じてはいたのですが編集という仕事に対する熱はその比ではなく、転職を決意しました。
転職前の会社は規模が大きく、離れることに不安はありましたし、転職することで年収が下がることも多分に予想されました。しかし転職が決まった今では、未来に対する情熱と希望でいっぱいになっています。
安定を求めて、あのまま同じ会社で働き続けることも一つの選択だったと思います。ですが、やはり一日の大半を一年通して費やす仕事──より情熱を傾けられる場所に身を置くことが自分にとっては大事であったように思っています。
それを最大限の形で叶えてくれたのがエリートネットワーク様でした。
先に言ったとおり、年収が下がることは覚悟していました。ですがエリートネットワーク様が仲立ちしてくださった結果、大幅なアップを実現することができました。
もっとも、この結果は年収を守ることを固持していたら実現していなかったとも言えます。私としては、「編集職に就く」ということが何よりも大事なことでしたし、面接でもその点を強くアピールしました。年収が下がってでも編集職をしたい──その想いがあったからこそ、受かったようにも思っています。
もちろん年収は大事です。ですが、自分にとって一番大事なことは何なのか。それを見つめ、ブレないようにすることが、良い転職を実現させるのに重要なことなのかもしれません。
これから私は、新たな職場で働き始めることになります。もしかしたら思ったより元の職場よりも環境が悪いかもしれません。思ったようにはいかないかもしれません。そうであったとしても、後悔だけはしたくない。そのためには、新しい職場で全力を尽くすことだと思っています。
全力を尽くし、成果を出すことができれば、転職を後悔することはないでしょう。もちろん、逆の結果となる可能性はあります。ですがせっかく転職という前に進む選択肢を選んだのですから、常に上を向きたい。そんな思いです。
この転職で最初に自分の顔を上げさせてくれたのは──声をかけてくれたエリートネットワーク様でした。そのことに最後にお礼をするとともに、これから転職という大海に乗り出す皆さんにエールを送り、文を締めたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。己が行く道を希望に満ちたものにできるのは自分だけです。どうか、後悔がない選択を前向きに選んで行けますように。