とらばーゆ 2001年 4月4日号
第2特集
(前略)
・・・さらに企業の採用ニーズに詳しいキャリアカウンセラーの横関さんに聞いてみた。
「特に社会経験が3年未満の若い転職者に企業が求めるのは、仕事に対する前向きな思いや熱意など、メンタルな要素が強い。志望動機で、『こんなことがやりたい』と具体的に伝えることが大切です。ワードやエクセルなどの簡単なパソコン経験や電話応対などの基本的なビジネススキルも新卒と差をつけるアピールポイントに。もっと実務経験を評価してもらいたい場合は『○○の業務を○○を目的に行い、○○を学んだ』と具体的に、しかも『何に軸足をおいて仕事をしてきたか』を説明できるようにしておくといいでしょう」
ソンしない転職のためには、「今までやってきたこと」「これからやりたいこと」をきちんと整理して準備するのがポイントのようだ。「イヤだから辞めた」が退職理由では「今度も続かないかも・・」と思われたってしょうがない。転職をしっかり前向きにとらえてアピールすれば、「第2新卒」として新しいチャレンジもできるし、「経験者」としてキャリアアップもできる。経験3年未満の転職なら、新卒時の選択より社会経験を積んだ分、もっと自分にぴったりの仕事を見つけられるチャンスが広がっているかも!
(株)エリートネットワーク
キャリアカウンセラー
横関綾子さん
大学卒業後、不動産会社で新卒および中途の採用を担当。その後、正社員専門の人材紹介会社である(株)エリートネットワークに入社、現在に至る。企業への求人ニーズのヒアリングと、月40名を超える転職希望者へのキャリアカウンセリングを行っている。