ALMとは、資産・負債の両面を総合的に管理する手段を意味する投 資用語です。金利や為替などの変動により発生するリスクを、適切なヘッジ取引により損失を最小限にとどめ、収益の極大化を目指す経営管理手法です。
金利変動の影響やデリバティブ取引の拡大によるマーケット・リスクの増大を背景に、ALMの重要性は高まっ ており、市場のリスクが多様化するにつれてALMの手法も高度化しています。ALMが管理するリスクにはマーケット・リスク、流動性リスク、信用リスク等があります。ALMの運用 にあたっては、金融機関内に「ALM委員会」のような独立した機関を設けるのが一般的に なっています。