BATICとは、Bookkeeping and Accounting Test for International Communication(国際コミュニケーションのための英文会計テスト)の略で、東京商工会議所が主催する国際会計検定のことです。
BATICは、国際開会基準の理解や、英文での財務諸表作成、日本基準で作成した財務諸表を国際財務報告基準(IFRS)に準拠した財務諸表へと組み換えること(リキャスティングすること)を目標とするもので、外資系企業や国際的に展開している日本企業(商社・メーカー等)でBATICのスコアを持つ人材のニーズが高まっています。
成績はTOEICのようにスコア(1000点満点)で評価され、200点以上の場合、下記の称号が付与されます。
◆200~:Bookkeepre Level・・・基礎的な会計取引を英語で理解できる
◆320~:Accountant Level・・・帳簿の記帳と管理ができる
◆700~:Accounting Manager Level・・・国際会計理論の基礎がわかり、簡単な決算書を作成できる
◆880~:Controller Level・・・国際会計理論を理解し、米国基準の決算書の作成や分析、国内基準への組み替えができる
試験としては、USCPAの試験範囲のうち財務会計(試験範囲全体の2割)分野が学習領域となるため、USCPAの予備学習として受験する人もいるようですが、BATIC自体は米国会計基準(US GAAP)の知識が問われているのではなく、あくまでも国際会計基準が照準に置かれています。