BRICsとは、経済発展が著しい新興国4か国、ブラジル (Brazil)、ロシア (Russia)、 インド (India)、 中国 (China) の頭文字をとった造語です。「ブリックス」と読まれます。この4か国に、南アフリカ共和国 (South Africa) を加え、BRICSとすべて大文字で表記することもあります。
2001年、米国の投資銀行ゴールドマン・サックスのエコノミストであるジム・オニールによって初めて用いられた言葉です。これらの国は経済成長が目覚ましく、GDPや貿易額が増大、世界の経済に大きな影響を与えるまでになっています。
これらの国の台頭とともに、先進国の企業がBRICs関連ビジネスに注力するようになってきており、製造拠点としてだけではなく潜在能力の高いマーケットとして捉えられています。日本企業でも、製造業や商社などで、中国語やロシア語が話せ、同国の文化や慣習などに知見のある人材の需要が高まっています。