CHAdeMO(チャデモ)とは、EV(電気自動車)をはじめとする、電力から動力を得るe-モビリティ用急速充電器の標準規格のことです。 この名称は「CHArge de MOve=動く、進むためのチャージ」、「de=電気」、「充電中にお茶でも」という3つの意味を込めて付けられました。
CHAdeMO規格の充電器は6kWから150kWの出力での急速充電が可能で、例えばあるEVの場合、10分程度でバッテリーのおよそ8割を充電することが出来ます。
規格を統一することでメーカーのコストも下がるため、e-モビリティの更なる普及・発展にあたり重要な要素となっています。そのため、国内の大手自動車メーカーや電力会社が中心となって設立したCHAdeMO協議会が普及を進めています。
世界初の標準規格として日本で開発が始まりましたが、近年では日本は勿論、中国企業との統一規格の共同開発、インドが独自に定める国家規格制定への協力、欧州の独自規格との互換性向上など、CHAdeMO規格は世界中で広まっています。 (2018年現在、CHAdeMO規格の充電器は世界約70カ国、18000基超に設置されています。)