コンセッションとは、高速道路、空港、上下水道などの料金徴収を伴う公共施設などについて、施設の所有権を発注者である公的機関に残したまま、運営権を民間事業者に売却することを指します。
欧米で普及したPPP(Public Private Partnerships)の一形態で、内閣府の資料などでは「公共施設等運営権制度」という言葉があてられています。
コンセッションのメリットとしては以下のものが挙げられます。
●公的機関のメリット
・運営権の売却による既存責務を削減する事が可能。
・自らの関与を確保しつつ、財政負担なく運営する事が可能。・民間事業者のノウハウの導入によって効果的かつ効率的な公共施設運営が可能。
・マーケットリスクの移転が可能。
●民間事業者のメリット
・利用料金収入を伴う公共施設の運営を独自に判断・実行し、収益を最大化することが可能。
・運営権を担保とした資金調達が可能。