DDoS(Distributed Denial of Service)とは、ネットワークを通じたサイバー攻撃の一種で、標的となるコンピュータやサーバー、ネットワークに多大なデータを送る、アクセスを集中するなどして負荷を与え、通信機能をストップさせること。 意図を持った攻撃者から、サーバー・ネットワークを経由して攻撃指令が出ると、攻撃者により乗っ取られた(ウイルスなどに感染させられた)第三者のサイトやIoT関連機器(パソコンや家電など)から一斉に大量のデータが送られ、処理能力が麻痺してサービスが停止してしまう。
攻撃元が特定可能な単一のコンピュータから繰り出されるDoS攻撃と比べ、DDoSでは複数のコンピュータから一斉に大量のトラフィックでネットワークを占有するため、主犯の攻撃元が特定されにくいことが大きな特徴。
今後のIoTの発展により、更なる被害の拡大も懸念されており、対策が急務となっている。 近年では、総務省と国内のインターネット接続業者が協力して、サイバー攻撃を一斉に遮断する仕組みを作るなど、国家を上げた対策も始まっている。