電気主任技術者とは、電気工作物の工事監督や、設備内における送電の不具合、故障時の処理などを行う技術責任者です。電気事業法により、事業用電気工作物の設置者は、電気保安確保のために電気主任技術者を選任することが義務づけられています。
事業場の規模に応じて、第一種、第二種、第三種電気主任技術者免状などの区分があり、それぞれの区分は以下のようになっています。
第一種電気主任技術者免状:すべての電気工作物
第二種電気主任技術者免状:170,000V未満の電気工作物
第三種電気主任技術者免状:50,000V未満の電気工作物(出力5,000kW以上の発電所を除く)
【電気主任技術者有資格者の仕事とは?】
電気主任技術者有資格者の仕事には、ビル管理会社やプラントエンジニアリング会社、製造業などにおいて、ビルやプラントの電気の設備工事や運転の保安監督者などがあります。
電気の取り扱いを間違えると大事故に繋がる可能性もあり、電気の安全な供給、保全、運用などに務める電気主任技術者の責任はとても大きいといえます。