塩化ビニール樹脂とは、塩素とエチレンを反応させ、塩化ビニルモノマーを付加重合して合成する合成樹脂(プラスチック)の一種です。
ほとんどの原料を石油に依存している他のプラスチックに比べ、原料に占める石油の割合が4割と低いのが特徴で、他にも耐久性が高い、リサイクルが容易である、木材の代替材料として利用範囲が広いなどの特徴があり、省資源に役立つプラスチックです。
塩化ビニル樹脂は四大汎用プラスチック(熱可塑性プラスチック)の一つで、主な用途は柔らかいフィルム、シート、電線被覆材、ホース、チューブ、自動車内外装部材などから硬い配管、平板、波板、雨樋など、生活用品から産業用資材全般に幅広く利用されています。