HTMLコーダーとは、HTMLとCSSを使用してWebページを作成する作業を行う職業です。Webデザイナーが作成したデザインを、ブラウザで不具合無く表示できるように、各Webページを作成するのが主な役割です。
もともとWebサイトの制作工程の中で、HTMLコーディングはWebデザイナーの業務の一部に含まれていました。しかし、サイト構造の複雑化や大規模化に伴い、コーディングの作業量が増えてきた為、デザインとコーディング作業が切り分けられるようになったのです。ただし、現在でも中小規模のサイトでは、WebデザイナーがHTMLコーディングまでを担当するケースが多くあります。
【HTMLコーダーに必要なスキルは?】
HTMLとCSSの知識は必須です。
一般的によく使用されているInternetExploler、Firefox、Sleipnirをはじめとした、複数のブラウザで問題なく表示できるようにページをコーディングしなくてはならない為、単にDreamweaverなどのオーサリングツールを用いるのではなく、手打ちでHTMLタグを記述できる位のスキルは最低限必要になります。
また最近では、SEOやアクセシビリティ、ユーザビリティを考慮してコーディングするスキルも求められることが多くあります。
「コーダー」と聞くと単純作業のようなイメージを持たれる方もいますが、Web制作工程において、サイト表示そのものに関わる仕事であり、非常に重要な役割を担っているのです。