インターベンションとは、心臓、血管、肝臓、脳、消化器、泌尿器などの病気に対して、カテーテル(直径2~3mm程度のチューブ)を皮膚に開けた穴から血管に挿入して行う治療法の総称です。
全身麻酔を使い体にメスを入れる外科治療よりも患者の負担が小さいことから、技術の進歩と共に注目を集めている治療法の1つです。
interventionはもともと「介入する、介在する」といった意味の言葉で、放射線、内視鏡、超音波など様々な医療機器・器具・材料が介在して行われるためこのように呼ばれています。内科、外科、放射線科などの領域にとらわれない治療法です。
インターベンション関連の人材は、国内では外資系の医療機器メーカーで求められているケースが多く、セールスやマーケティングなどの求人があります。循環器系の経験があれば歓迎されるでしょう。
ちなみに、金融業界でインターベンションという言葉が使われる場合は、中央銀行等の通貨当局が、外国為替相場に影響を与えることを目的に、外国為替市場で通貨間の売買を行う「外国為替平衡操作」のことを指します。