ITアーキテクトとは、ITシステムの構造や設計様式、設計上のコンセプトを考え、方向性を決める、システム構築の上流工程にかかわるポジションです。プログラマ、システムエンジニアの上級職に位置づけられます。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)ITスキル標準センターの「ITスキル標準V2 ITアーキテクト解説書」では、「情報システムのアーキテクチャを作成し、その成果物と効果に責任を持つ専門職」と定義されています。
ITアーキテクトは、言語やデータベース、ネットワーク、セキュリティなど情報システムに関する知識はもちろん、最終的には顧客の要求を理解してビジネス上の課題を解決することが求められるため、ビジネスの仕組みについても理解している必要があり、多岐にわたって高度なレベルの知識・スキルが求められる仕事です。
大手のITコンサルティングファームやSIer、その中でも特に特に外資系企業などでよく用いられている呼称です。