メインフレームとは、企業の基幹業務システムなどに用いられる大型コンピュータのことです。汎用機、ホストコンピュータ 、汎用コンピュータなどと呼ばれることもあります。
ネットワークで複数の端末とメインフレームが接続されており、端末を通じてコンピュータを操作することができます。ただし端末には処理装置や記憶装置が無く(あるのは入出力装置だけ)、データの処理や保存はすべて中央コンピュータが行う構造になっています。
メインフレーム以前のコンピュータは用途目的に合わせて構築されていましたが、メインフレームは、科学技術計算、事務処理、基幹業務など、様々な用途に利用することができる(汎用性が高い)のが特徴です。
ワークステーションやパソコンなどが普及する1980年代頃までは、コンピュータといえばほぼメインフレームのことを指していました。現在も大量のトランザクションを高速に処理するシステムにメインフレームが使用されています。