リバースロジスティックスとは、生産者から消費者へ商品が流れていく物流管理をさす「ロジスティックス」に対し、消費者や利用者から生産者へと向かう物流の流れのことです。
米国ロジスティクス管理協議会(CLMt)の委託研究の成果に基づいて、1992年、James R.Stock教授によって提唱されました。「還流ロジスティクス」とも呼ばれ、ビジネスの見地からは、製品の回収、省資源、リサイクル、素材の代替・再使用、廃棄物処理、製品再生、修理、解体部品の再生によ製造などが、リバースロジスティックスに該当します。
資源の有効利用、無駄な廃棄物の減少、環境に対する関心が高まる昨今、リバースロジスティックスという考え方は注目を集めており、メーカー等では物流における包装機械、包装資材の役割の見直しが検討されたり、コンサルティング会社や物流会社では、顧客に対するリバースロジスティックスソリューションの提案が行われたりしています。