SAS70とは、米国監査基準第70号と呼ばれるもので、米国公認会計 士協会(AICPA)の監査基準委員会が定めた、アウトソーシング受託企業の内部統制の有 効性を評価するための監査基準です。
SAS70で作成される報告書には、Type IとType IIの2種類あります 。
【Type I】委託業務に関する内部統制の整備状況について
【Type II】Type Iに加えて、一定期間内の内部統制の運用状況の有効性を評価するもの
また日本では、日本版 SAS70(通称:「18号監査」)といわれる日本公認会計士協会監査基準委員会報告書第18号「委託業務に係る統制リスクの評価」(平 成14年までは同委員会報告書第18号「委託業務に係る内部統制の有効性の評価」(平成15 年1月16日改正により名称も現名称に変更されました))が受託業務に関わる内部統制を評 価する手段として活用されています。