テレワークとは、ICT(情報通信技術)を活用し、場所・時間を制限せずに柔軟に働くことで、「tele=離れた所」と「work=働く」をあわせた造語である。
妊娠・育児・介護、身体的な障がいあるいは怪我などの理由で恒常的または一時的に通勤が困難な方、常時在宅および部分在宅勤務が主体の方に適した働き方である。
テレワークは働く場所によって、以下の3つに分類される。
●自宅利用型テレワーク(在宅勤務):パソコンや携帯電話などで会社と連絡を取り合いながら自宅にて業務を行う働き方。
●モバイルワーク:パソコンや携帯電話を使用し、顧客先で業務を行ったり、移動中に業務を行う働き方。
●施設利用型テレワーク(サテライトオフィス勤務):勤務先ではない別の場所にあるオフィススペース(※)にて、パソコンなどを利用して業務を行う働き方。
※社員が自由に使える簡易オフィス(スポットオフィス)や、専用サテライトオフィス、数社共同のサテライトオフィス、レンタルオフィスなどの施設。都市企業は郊外に、地方企業は都心部にサテライトオフィスを置く傾向にある。
有能・多様な人材の確保および生産性の向上、少子高齢化対策の推進などへの効果が期待されるほか、地方での勤務が可能となる、通勤によるストレスが減る、育児・介護と仕事とが両立しやすくなり、ワーク・ライフ・バランスを実現できるなどのメリットがある。