特設注意市場銘柄とは、2007年11月に新設された、東証が新たに設けた銘柄についての注意喚起形態の一つです。
有価証券報告書等の虚偽記載、財務公認会計士等の不適正意見、上場契約違反、その他公益又は投資者保護等により、上場廃止の恐れが生じたものの、審査した結果、それが重大な影響を及ぼさないと認められて上場廃止に至らないが、内部管理体制等について改善の必要性が高いと認められる時に指定されます。
引き続き問題があると認められる場合には、その銘柄は内部管理体制確認書を翌年も取引所に提出する必要があり、その都度、取引所にて指定解除の確認を行うことになります。
また、取引所に内部管理体制確認書の提出を3回行った場合且つ 、内部管理体制等に引き続き問題があると取引所が認める場合に、その銘柄は上場廃止となって整理銘柄に移行します。
直近では、オリンパス(株)が特設注意市場銘柄に2012年1月21日か ら指定されていましたが、2013年6月11日に解除されました。