ターボチャージャー(過給器)とは、排ガスの圧力を利用してタービンを回し、これに直結されたコンプレッサーで圧縮した空気をエンジンに送り込んでパワーを上げる装置を指します。
普通乗用車や軽自動車、軽~大型トラック、スノーモービル、建設機械、鉄道(ディーゼル機関車等)、船など、多種多様な乗り物に搭載されており、現在では通常より小さい排気量のエンジンと、それをターボで出力を補って燃費改善につなげるダウンサイジング車への搭載が増えています。
ターボチャージャーを利用する事により、燃費の改善や排ガスのクリーン化、熱エネルギーの回収率の増加と言った環境面でのメリットや、運転する際にアクセルの踏み込みが軽く、楽に運転できるというメリットがあります。
ターボチャージャーを搭載した車と、搭載していない車との価格差はほとんどない為、今後はコスト重視の新興国市場で、有望な環境対応技術になり得るとの見方があります。