ユビキタスとは、「同時にあらゆるところに存在する」という意味の言葉です。「神の遍在」というラテン語から派生したものです。
ビジネスでは主にIT・通信業界で、「生活環境のあらゆる場所、あらゆるものにコンピュータが存在し、人が意識することなくそれらを利用できる」というユビキタスコンピューティングの概念を指す場合が多いでしょう。
ユビキタスネットワーク、ユビキタス社会などと使われます。
家電や衣服、交通機関など、様々なものに組み込まれたコンピュータが自律的に通信・連携し、人間が便利で快適な生活を送れるような豊かな社会をユビキタス社会といいます。
ユビキタスコンピューティングは、1991年に米ゼロックスパロ・アルト研究所のマーク・ワイザーが提唱した概念で、2000年以降、インターネットやモバイルの環境が急速に発達したことで、再び注目を集めました。