地盤品質判定士とは、宅地造成・地質/地形/地盤調査・住宅等の基礎・液状化・地盤改良と地山補強など、地盤技術者としての広範な知識と経験を有することを証明する資格です。2011年3月の東日本大震災の発生を受けて、地盤工学会や日本建築学会などが構成する “地盤品質判定士協議会” によって、総合的な知識を有する技術者の確保・育成を目標に創設されました。
想定される対象者は、不動産・住宅関連産業や土木工学・建築工学分野に関連する業務に従事する技術者です。宅地の造成業者・不動産業者・住宅メーカーといった事業者と、住宅や宅地の購入者との双方に関わって、地盤の評価に関わる調査・試験の立案、調査結果に基づく適切な評価と対策工の提案を行います。民間の専門資格としてスタートしますが、将来的には業務独占資格と位置づけられる可能性もあり、今後の動向が注目されます。