ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
コーディス カーディオロジー ジャパン
東日本リージョン
北関東信越営業課
下井 浩司氏
以前は、富士ゼロックスオフィスサプライ(株)で8年半、営業をしていました。富士ゼロックスの100%子会社の商社的役割を果たす会社で、コピー用紙や消耗品の営業に携わっていました。元々何かの縁があれば違う仕事がしてみたいという思いがあり、知人からの紹介でジョンソン・エンド・ジョンソン(株)に応募する運びとなりました。勿論ジョンション・エンド・ジョンソン(株)の名前は知っていましたが、綿棒・ベビーオイルを製造・販売している会社だというイメージが強く、前職と同じ様な消耗品を売っている会社で仕事内容に大差はないだろう、という先入観がありました。しかし、面接が進んでいく中で、仕事の内容が医療関連製品のコンサルティング営業、つまり人の健康・医療といったものに関わることだと知り、大学時代に健康学科で生理学を学び、将来トレーナーを目指していた私にとって、これは面白そうだと何か強い縁を感じ、入社へと至りました。
はい。入社してから知ったことなのですが、実はジョンソン・エンド・ジョンソン(株)の売上の80%以上は医薬品や医療機器などの医療関連製品であり、自分のイメージしていた消費財の売上は、ほんの一握りだったということには驚きましたね。私は、今、メディカルカンパニーで、インターベンションという血管内などの手術に使用する医療用具のコンサルティング営業をしています。私の扱っている製品は、外科手術のように全身麻酔で、体に大きくメスを入れるのではなく、数ミリの穴からカテーテルと呼ばれる細いチューブを入れる治療方法に使用されます。この治療方法の場合、患者さんの傷も小さいので回復も早く、数日で退院できるので、経済的にも肉体的にも精神的にも負担が軽いと近年脚光を浴びています。一人で関東1県、約30弱の施設(注:医療センター、病院などのこと)を担当しており、自分の担当する売上高の8割は、8施設で占められています。弊社の営業スタイルは、基本的に直行直帰型。自由度も高く、スケジュール管理なども各自の裁量に任されていますが、必然的に一人でいる時間が多くなるため、自立も求められます。但し、入社時には、かなり時間をかけて、しっかりした研修が行われますし、困ったこと・分からないことがあれば、いつでも上司とPDAやPC、携帯で連絡が取れる環境は整っています。また、頻繁に行われる営業ミーティングやトレーニングで医療業界の新しい知識を吸収することもできるので、営業経験者であれば、前職と扱う商材が違うだけで、営業の本質自体には大きな差はありません。
一般の方であれば患者としてしか接することのないドクターに対し、専門的な話ができ、また自分の紹介した製品をドクターが使うことによって、最終的には患者さんの命を助けることに繋がるというのがこの仕事の醍醐味であり、普通の営業職とは少し違うところでもありますね。強い責任感を感じますし、だからこそ、日々勉強です。
元気で、落ち込まない人! 単純なのですが、営業にとって、この2つの要素は大切だと思います。それから、柔軟性も必要でしょうね。異業界からの転職ですと、医療業界の基礎知識もキャッチアップしなくてはなりません。マネジャーやトレーナーのアドバイスを素直に受け入れられる方は、結果的に活躍しているようです。ただ、細かい指示がない分、組織に寄り掛かるタイプの人には少々きついかもしれませんね。逆に、組織をどう利用できるか、を常に主体的に考え動くことのできる方には向いていると思います。また、外資系なので語学力を気にされる方が多いかと思います。第一線の営業の現場においてはそれほど必要ありませんが、海外の文献を読む時などには出来た方がいいかもしれません。しかし、なんと言っても営業は、「人と人との付き合い」ですので、「人との関係」を楽しめる方は、社内・社外共に活躍できるのではないでしょうか。「人」に興味を持てる方そして、パッション溢れる方をお待ちしています。
※この記事の内容は取材当時の情報です。記載されている会社名、サービス名、役職名等は現在と異なる場合があります。