2012年02月14日(火)
カテゴリー: IT企業訪問_Webエンジニア IT企業訪問_Webサービス/自社サービス
仕事はちゃんとやる!
それ以外は少しくらいユルい雰囲気でもいい・・・!?
私がエニグモに入ることになったのは、前の会社の先輩だった安藤(現エニグモ取締役COO)に声をかけられたのがきっかけです。前職時代は、仕事で接点がなかったんですが、安藤が会社を辞めると知ったあと話をする機会があり、「今度飲みに行こう」という話になって。実はお互い面白そうな人だと思ってたんですね。
その後、今から5年前ほど前に、エニグモに全然人が足りない時期に安藤に誘われて、当社初の技術系社員として入社しました。事業内容や業務内容もさることながら、「誰とやるか」というのがいい仕事をする上で非常に重要で、志をもって働ける魅力的な仲間と出会えて幸運でした。
そのため、当社ではそこに共感できないと、どれだけスキルがあってもダメです。エンジニアに限らず、採用ではその人の人柄や道徳観などを見ていますね。
新しく入社する方には、エニグモにないものを持ってきてもらえるとうれしいですね。また、1つのことだけを深く突き詰めている方よりは、広く浅くでも柔軟にいろいろなことにチャレンジしている方のほうがいいですね。例えば、WEB制作会社で、人が足りなくてシステムだけじゃなくPhotoshopも使ってデザインまでしていた、というような人や、Ajaxをやっていて、サーバサイドだけではなくクライアントサイドのJavaScriptのこともわかっているとか。日々技術革新が起こっていますので、1つの技術要素に捕らわれすぎることなく、柔軟で新しいことに挑戦することを厭わないフットワークのよい方がいいですね。
今の時代、GitHub(ギットハブ)を探せば世界中の人が作ったライブラリを検索できます。特定のコミュニティにどっぷり浸かっている人よりも、広くアンテナを張り、必要な要素を持ち寄って新しいサービスの開発をスピーディーに行える方を求めています。
当社では「stulio(ステューリオ)」というファッション写真共有アプリを作ったのですが、これはエンジニア2名と私で開発しました。1名がクラウドインフラ(EC2/S3/Elastic Load Balancer)とサーバサイド(Ruby on Rails)を担当し、もう1名でiPhoneアプリ(Objective C)とWEBサイト(HTML/CSS/JavaScript)を担当しました。デザイン領域の仕事の多くもエンジニアが担当しました。各自の得意分野を伸ばしつつ、広い領域をカバーできる総合力の高いエンジニアを目指して欲しいと思っています。
当社では、“マルチなエンジニア”を育てるジョブローテーションやアサインメントを行っています。軽めの開発を担当してきたメンバーにはBUYMAのコア部分を担当してもらったり、業務系アプリや社内向けシステムの経験が多いメンバーにはソーシャル周りを担当してもらったり。本人の意向やモチベーションを尊重しつつ、幅広い業務を担当してもらい、バランスのとれたエンジニアになって欲しいと思っています。当面は技術面での貢献を期待していますが、技術をベースにしたプロデューサーなどよりビジネスに近いポジションへのキャリアパスも考えられます。
モチベーションの高い開発者の背中を押してあげて、切磋琢磨できる環境整備も進めています。例えば、最新技術の導入を促すために、金曜日午後は技術研究を行うことができるR&D制度があります。「興味はあるけれど業務が忙しくて実際にはなかなか取り組めない」という意見を元に作りました。また、最新端末に触れて刺激を受けて欲しいとの思いでスマホ端末購入補助制度も作りました。先日は、他社と共同でエンジニア勉強会を開催して、その際にR&Dの成果の発表をしてもらいました。
機会を平等に与え、オープンに話し合いを行い、公正に評価してあげることを心がけています。本番化前には必ずソースコードレビューを行っており、フィードバック結果もエンジニア全員が見れるようになっています。誰が開発効率がよい(悪い)のか、ソースがきれいな人は誰か、鋭いフィードバックをして組織力向上に貢献している人は誰か、などがオープンになっています。
今は30代のメンバーが中心なので、人員構成上20代の若手も増えると嬉しいですね。スマホアプリ開発、html5/css3、javascript、データマイニングといった領域に強いエンジニアには非常に興味があります。新しいWEBサービスに敏感だったり、最新ガジェットが大好きな人も歓迎です。
今回は若手の募集ですから、まだ技術者としての経験が少ない方も対象としています。情熱がある人であればきちんとフォローしますので、確実に成長できます。ダイナミックな市場で一緒に勝負しましょう!
共同代表の2人はビジョンを持った非常に面白い人です。「こういうマーケットを作れば楽しいんじゃないか」という彼らの視点は、エンジニアにとってはすごく新鮮で面白い。ざっくりとしたイメージを徐々に形にして、実際にサービスとして世に出す。こういったプロセスをエンジョイできる人には向いていると思います。
※この記事の内容は取材当時の情報です。記載されている会社名、サービス名、役職名等は現在と異なる場合があります。