2012年02月17日(金)
カテゴリー: IT企業訪問_SI/受託開発 コンサルティング
情報システム分野のブレーンとして、戦略的ITの中核を支援する
企業活動にITが使われるようになってから数十年が経ちますが、受注側と発注側の意識のズレによるプロジェクトの失敗は後を絶ちません。大手ベンダーやコンサルティング企業の言うがままに高額のパッケージソフトを導入したにも関わらず、システムが業務に合致せず機能しないケース。要件定義が大きくぶれて膨らんでしまい、頓挫したケース。また、プロジェクトが大きく遅延して暗礁に乗り上げたり、品質が低いままリリースしてお客様に迷惑をかけてしまうケースが後を断ちません。未だにシステム開発がうまくいかないのは何故か。それは発注企業側の力が弱かったからです。
我々は、発注企業側に入り、発注力を高めることで戦略的IT投資を成功させています。発注側のご担当者様に寄り添い、完全中立の立場でお客様の構想を最善の手段で実現しています。案件はすべて直請けです。安易にパッケージソフトなどを薦めることはなく、お客様に合致した最小限の投資でビジネスを始め、事業の成長と共に大きく育てていくアプローチをとります。
ご支援の際には、お客様の利益を最優先に考えることをモットーとしています。例えば、数百億円規模のプロジェクトであっても、当社の担当員は3~5名、少数精鋭で大きな成果を出します。よくわかっていない200名の体制より、優秀な数名の方が役に立つことを私たちは知っています。大きな案件を受注して多重請負構造で売り上げをあげるようなビジネスは行いません。
例えばシステムを全面リプレースすると5億円以上かかってしまう案件を、現行システムのリフォームを実施した案件があります。IT投資を数千万円に抑えた上、処理能力はたった4か月で従前の100倍になりました。私たちが入ることでお客様にメリットがないと思えばお断りする案件もありますし、上手く行っていない既存プロジェクトの中止や見直しを進言する場合もあります。このような愚直な姿勢がお客様から評価され、高いリピート率に繋がっていると感じています。
クラウド時代、大部分のITはアウトソース可能になりました。特にパッケージやASPなどの業務効率化のためのITは、どんどん外部に出していくべきです。しかし、経営戦略に密接に関わり、事業の中核として売上に直結する戦略的ITシステムは外部には出せません。当社では、この戦略的ITに特化したシステム開発を行っています。いわば、顧客企業のIT内製化のお手伝いをしているわけです。データグリッドや分散処理技術、大規模トランザクション処理、クラウドやスマートフォン技術など、先端の技術を駆使して、売上や利益に直結する差別化のためのIT開発に注力しています。
当社の前線で活躍しているメンバーはすべて開発経験者で、技術に強い者が揃っております。業界誌にコラムを掲載したり、技術書の執筆を行っているメンバーも多数在籍しています。前職でPM・PL・技術リーダーなどを任されていた者ばかりです。
技術的な土台がしっかりしていれば、入社時のコンサルティングスキルは不問ですし、担当事業領域も問いません。技術は日々革新し、ブームは数年で陳腐化します。だから、先端技術を進んで理解し、自らのスキルを伸ばそうとする吸収力を重視します。過去ではなく、これからの先端技術に積極的に取り組める人材を求めています。
また、発注者である顧客企業のIT部門と一体となってプロジェクトを推進しますので、誠実でお客さまから信頼されるお人柄であることも重要です。論理的思考能力やコミュニケーション力を含めた人間力も私たちの仕事にとって大切なポイントになります。
優れた技術力とコンサルティングスキルの両面を兼ね備えた人材を育てどんどん業界に輩出していくことは私たちの大事な使命です。最高のメンバーとチームを育て、デビューさせることがお客様の高い評価にも繋がりますし、業界へのメッセージにもなります。
メンバーの育成にはOJTが一番です。従って各プロジェクトへのメンバーアサインはとても真剣に取り組んでいます。全社横断で、スキル・相性・育成効果も熟慮の上で決定し、メンバー各人への動機付けも十分に行います。CIO支援コンサルタント、業務分析コンサルタント、アーキテクト、プロジェクトマネジャーなど、各メンバーのキャラクターに合致したキャリアパスを重視し、育てていきます。
採用活動では当社の事業や仕事内容、理念を十分理解して頂ける様に尽力しており、納得の上でご入社頂いておりますので、ご入社後に価値観のズレも少なく、離職率は低いです。導入研修は3週間かけ、当社独自のノウハウを、多数の社内のスペシャリストから直接伝授しています。また勉強会も頻繁に開催、切磋琢磨を続けられる環境です。業界の様々なコミュニティで活躍しているメンバーも多数おり、とても刺激的です。
当社のメンバーは、目先の利益ではなく 「お客様のために」 を第一に考え、プライドを持って仕事をしています。随時、採用セミナーを開催しておりますので、この仕事に興味を感じた方は、ぜひ当社の雰囲気を肌で感じに来て下さい。業務効率化のためのITはデフレと統合が進んでいくことが予想されますが、当社の注力する 『発注側支援』 と 『戦略的IT開発』 の領域は普遍的なニーズがある部分だと自負しています。このユニークなポジションで、共に 「日本が世界に誇るIT」 の姿を示していきましょう!
※この記事の内容は取材当時の情報です。記載されている会社名、サービス名、役職名等は現在と異なる場合があります。