いちばんの違いは「単に転職者を紹介」するのではなく、当社の現状を的確に把握したうえで「人材を通じたソリューションを提供」してくれる点でしょうか。
正直、他の人材紹介会社が紹介する転職者の中には「どうしてこの人をウチに?」と疑問に感じたり、転職者本人も「なぜ自分がこの会社に?」と戸惑っているケースが決して少なくありません。
対してエリートネットワークの場合は、当社の、経営上の課題をキッチリと指摘して「それを解決するには、こういった人材が必要なのでは」と提案してくれる。従って、入社後もすぐに活躍していただけます。
また、面接を行う以前に「この人材はここが優れています」と、正確に詳細にPRしてもらえますから、実際の面接の場では、いきなり核心をついた話を候補者とすることができる。これも、当社にマッチした人材と出会える大きな要因ですね。
ひと口で言うと「即戦力」が多いです。とはいえ、これは前職で同じような仕事をしていた候補者ばかりを紹介してくれる、という意味では必ずしもありません。それ以上に、エリートネットワークから紹介される転職者は「何をしたいのか」といった明確な目的意識と情熱を、みんな例外なく持っている。仕事に対するモチベーションが高いですから、仮に違う分野から転職して来た人でも、戦力として早期に実力を発揮してもらえる訳です。本当に、エリートネットワークでは転職者に「気」を吹き込んでるのではないかと思うぐらい、皆さん熱い人が多いですね(笑)。
採用を決める際、実務スキルとヒユーマンスキルのどちらを重視するかといえば、明らかに後者です。そもそも会社を設立したのも、売上げを伸ばすことが目的ではなく「今までないビジネスの可能性を、世の中にどんどん提案したかったから」。つまり、全く新しいビジネスモデルをクリエイトして、それを成功に導くことが、当社においては最もプライオリティの高いことなんです。それも、「俺一人でやるんだ」というタイプではなく、みんなで協力して成功に向けてやっていこう、というマインドがある人がいいですね。そういう意味ではベースになる人柄が大事だと思います。
また、社内にいるみんなとも同じ価値観や「想い」を共有していたいと考えています。それだけに、これから入社する人に対しても「今の自分にはこれができる」という実績より「こんなことにチャレンジしたい」といったマインドを、まずアピールしていただきたいと、そう願っています。
私の右腕的な存在として、事業戦略の企画や立案をお任せしている人もいるなど、入社して日が浅いうちから、皆さん組織の中核で活躍していただいています。とにかく当社は、自分からやる気をアピールする人間には次々にチャンスと権限を与える風土なので。そういった意味でも、エリートネットワークを通じて転職してきた人は、重要なポジションを与えられる可能性が高いといえるのかもしれません。周りの社員にとっても、良い意味で刺激になっているようです。
僕は仕事の報酬というのは、何段階かあると思うんです。
仕事に対するペイを金銭でとらえることは、必要なことではあるけれど、いちばん低いレベルだと思います。必死に難しい仕事をすることによって、そのレベルの仕事をこなせる能力が自分の身に付いていく。そして、やがてそのレベルの仕事を楽にこなせるようになったときに、より高い次元の仕事に参加できる切符を手にした自分に気づく。そのプロセスで感じる達成感や満足感こそが、最も大きな報酬だと思うんです。そしてそれが生きがいにつながっていくのではないでしょうか。
報酬としてお金を渡すというのは、いちばん安易な方法です。ベンチャー企業が、ハイリスク・ハイリターンと言われますが、そのリターンとは確かにお金ということもありますが、それ以上に心の部分のリターンが大きいと思います。
それはもう、僕は毎日びんびんに感じてますよ。ビジネスを進める上では、たくさんのお金がかかりますし、すごい投資もしてきてます。金銭的なP/Lでは、「しまった」と思うこともあるけど、そのぶん心のバランスシートはどんどん膨らんでいますよ。
僕は会社が、そこで働くみんなが、金銭以外の何かを受けとめられる「場」であって欲しいと思っているんです。
会社の成長度合いや位置している事業ステージによって、必要とされる人材は刻一刻と変化するもの。これまでもエリートネットワークには、その時期ごとで必要な人材について、あるいは、その人材が従来からいる社員と融合することによって組織がいかに発展するかについて、長期的な視点に立った有効な提案をしてもらいました。提案を受けていて「人材紹介業というのは、とてもクリエティブな仕事だなぁ」と常々、感心しています。今後も、このクリエイティブな働きに、大いに期待したいですね。私自身がまだ見えていない経営的な課題を、どんどん指摘してください。そして、その解決のために欠かせない潜在的な人材ニーズを、どんどん掘り起こしてください。そこまで突っ込んだ話を聞かせてくれる人材紹介会社は、他にはまずありませんから。