企業インタビュー

マニュライフ生命保険株式会社 企業インタビュー

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今回は、カナダ・トロントを拠点に世界22カ国・地域で事業を展開する金融サービスのリーディング・グループであるマニュライフ・ファイナンシャルの日本法人・マニュライフ生命保険株式会社のCFO デイビッド・ケラー氏にお話を伺いました。

まずは、御社の現状についてお聞かせ下さい。


マニュライフ生命保険株式会社
常務執行役員 バイス プレジデント & CFO
デイビッド・ケラー氏

金融業界では近年大きな危機がありましたが、わが社は2010年8月現在、スタンダード&プアーズの格付けで「AA」の評価を獲得(※1)。また保険会社の健全性を示す指標であるソルベンシー・マージン比率は1200%以上と、強力な財務内容を維持しています。

業績も堅調で、当社は複数のチャネルで様々な商品を販売していますが、それぞれのチャネルの売上が順調に伸び続けている状況です。このような成長過程にある企業で働けることは、幸せなことですし、私自身、日々楽しく仕事をしています。

(※1)2010年8月6日時点のマニュライフ生命保険(株)に対する保険財務力格付け。
保険財務力格付けは、保険会社の保険金を支払う能力に対する格付け会社の意見であり、将来的に変化することがあります。格付けは、保険会社の財務力を保証するものでも、その保険会社を推奨するものでもありません。最新の格付け情報については、スタンダード&プアーズ社のウェブサイト(www.standardandpoors.co.jp) をご覧ください。

ビジネスは非常に好調とのことですが、御社の特徴や競合優位性についてもお聞かせ頂けますか。

特徴としては、日本市場に対し非常に力を入れていること、商品の種類とその販売チャネルが豊富なことなどが挙げられます。
また、競合他社と比べて特に秀でていると言えるのは、先ほども述べたように、各チャネルでの販売がすべて伸び続けている点でしょう。

我々はグローバルに展開しているため、当然ながら世界中に存在する様々なリスクに晒される機会も多くなりますが、それらの機会をプラスに転じ、チャンスに変えていくことができる点も強みの一つです。私は財務・数理を専門としていますが、このような環境の会社で数理に携るということは、個人としても組織としても、成長する機会に恵まれていると言えますね。もちろん、社員がより会社に貢献できる人材に成長するよう、育成にも注力しています。

では、社風の面で何か特徴的なことはありますか?

マニュライフは、機敏性・柔軟性があり、「絶対に目標を達成する」という強い意志を持った集団です。
また、伝統的な文化を持つ日系企業と比較すると、職場環境は柔軟で、仕事のやり方を厳格に縛るということはありません。フレックスタイム制の導入もその一例ですが、仕事をやり遂げるために、より進歩的な考え方をする組織と言えるでしょう。

また、経営陣に日本人と外国人が混ざっていることが、様々な面で非常に良い効果をもたらしていると思います。その結果、社風は日本と外国、両方の文化の優れた部分を併せ持ったものになっていますね。

次に、採用についてお話を伺いたいと思います。

現在、アクチュアリー職の採用に注力していらっしゃいますが、アクチュアリー職の方にとって御社で働く魅力を教えて下さい。


マニュライフ生命保険株式会社
常務執行役員 バイス プレジデント & CFO
デイビッド・ケラー氏

マニュライフにおける"アクチュアリー"は、特に重要なポジションの一つであり、その分析結果は経営の意思決定の場面で大きな役割を果たしています。こういった環境で働けることは、アクチュアリー職にとってとても意義のあることであり、また魅力的な点でもあると思います。

また、当社のファイナンス部門と商品開発部門のリーダーの過半数は、アクチュアリーの人材が占めています。より大きな職責を担っていきたいという意欲をお持ちの方は、アクチュアリーの現場から、より一層経営に近い立場で活躍して頂くことが可能です。入社後は、数字を扱うだけではなく、より経営的な視点を持ち、ビジネスそのものを読み取る力を身につけていって欲しいですね。

日本法人で採用された社員が、海外拠点で働く可能性もあるのでしょうか?

マニュライフは、世界中に拠点があるため、海外でトレーニングを受け経験を積みたいという意欲を持つ方には、もちろんそのチャンスがあります。実際に、日本法人にもカナダや北米の拠点で数年間働いた経験を持つアクチュアリー職がおりますし、常に1~2名のアクチュアリーが海外で勤務している状況です。

日本などローカルのマニュライフで働く社員にとって、本国(カナダ)のマニュライフと強いコネクションを持つことは非常に大きな価値を持つので、今後も優秀な人材を海外に送り出していきたいと考えています。


アクチュアリー職の若手社員も活躍中です

御社で活躍されている方の共通項を挙げるとすると、どんな点でしょうか?

財務・数理部門で言うと、勤勉で忍耐強く、且つ、仕事に対し高い正確性を追求するという点が挙げられますね。自分がやった仕事に対して、ミスや問題がないか、正確に遂行できているかどうかを徹底的に検証する姿勢を持っています。

また、これはどのような組織でも言えることだと思いますが、優秀なビジネスパーソンは、共に働くメンバーと相互に連携して仕事をするという基本的なビジネススキルを備えていますね。この部門では、社員同士が協力しながら業務を行うことが多いので、良好な人間関係を維持していくことが非常に重要です。

最後に、御社を志望される方へのメッセージをお願いします。


東京本社 役員室にて

企業が成功するためには、ありとあらゆる種類の人間が必要です。様々なタイプの人を採用するためにも、候補者には、これまで何をやってきたのか、どんなことを達成してきたのかを、選考過程で具体的にアピールして欲しいと思います。

ジョブインタビューは候補者と会社の相性を確認する場です。有意義な時間にするためにも、候補者の方には是非、我々に対する質問をいくつか用意して来て頂きたいですね。その質問内容から、我々は候補者の意欲の高さや関心事を知ることができますから。

私自身が入社して感じたことですが、マニュライフは日本人と外国人がお互いに良い影響を与え合っている、とても面白い会社です。また、当社の素晴らしい点は、業績はもちろんですが、社員に対し、成長する機会や、大きな課題に挑戦して成功するチャンスが与えられているところだと思います。

そして、ここには自分の責任を果たすための自由があります。つまり、やるべきことをきちんと実現するため、成果を出すために、自由に働くことが許された会社なのです。

本日はお忙しい中、長時間に亘りご協力頂き、ありがとうございました。


東京本社内にあるカフェテラスにて

今回インタビューにお答え頂いたデイビッド・ケラー氏は、日本に来日して7年目。CFOとしては4年半の経験をお持ちです。
ご自身のリーダーシップの発揮方法は、
"Get your people excited. Make them more valuable by investing in them, helping them to grow and do their work better."
「従業員には刺激となるような機会を与えましょう。彼らに投資することでその価値を高め、より良く働けるよう成長させるべきなのです。」 

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マニュライフ生命保険株式会社
本社所在地
東京都新宿区西新宿3-20-2
東京オペラシティタワー30階
代表者
取締役代表執行役社長兼CEO ギャビン・ロビンソン
従業員数
3,970名
事業内容
創業120年以上の歴史を持つ金融サービスのリーディング・グループ、マニュライフ・ファイナンシャルの日本法人。消費者のニーズに沿った先進的商品・サービスを提供している。 販売に関しては、「プランライト・アドバイザー」と呼ばれる営業職員によるチャネルに加え、販売提携金融機関チャネルの強化を進めている。また、2007年にはMGA(Managing General Agents)開発部および窓販事業開発部を新設するなど、日本市場における販売チャネルの戦略的多角化・拡大強化を推進している。
◆総資産:2,187,455百万円 (※取材当時)
◆個人保険保有契約高:6兆784億円 (※取材当時)
◆ソルベンシー・マージン比率:1,353.1%(※取材当時)
※この記事の内容は取材当時の情報です。記載されている会社名、サービス名、役職名等は現在と異なる場合があります。
職業紹介優良事業者認定マーク
当社は、全国に約28,000事業所ある人材紹介会社の中で、厚生労働省が審査し、 わずか40社しか選ばれない「職業紹介優良事業者」に認定されています。
※平成26年(第一回認定):全国で27社のみ、平成30年:全国で43社のみ(第二回認定)、令和2年:全国で39社のみ(第三回認定)、令和5年:全国で40社のみ(第四回認定)
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