当社は旧(株)リクルートの事業の中でも 「結婚」 、 「進学」 等、ユーザーの人生の中でも重要な事柄に関わる領域を受け持っています。
これらの領域の中で、最も代表的なものは、ブライダル事業部門の 『ゼクシィ』 ですね。’93年に創刊された 『ゼクシィ』 は、これから結婚するカップルを対象とした広告媒体で、結婚式場やドレスショップ、ジュエリーショップ、引き出物といったブライダルに関するあらゆる情報が掲載されており、カップルとブライダル業界の間を取り持つ役目を担っています。
『ゼクシィ』 が世に出る以前、結婚式を挙げたいカップルは、お日柄の良い日に空いている会場を、エージェントに押さえて貰うのが主流だった為、自分達で自由に好きな結婚式場を選ぶ事ができませんでした。また、式や披露宴の内容もフォーマット化されていたので、誰の結婚式に出てもあまり代わり映えがしませんでした。
「もっとカップルが自分達らしい結婚式にこだわり、2人の人生の第一歩をより良く、楽しいものにしたい。」 と言うコンセプトの下、 『ゼクシィ』 は誕生しました。
この他にも、学校情報の収集、資料請求から出願等といった高校生の進路選びのサポートをする 『進学ブック』 ・ 『進学ネット』 や、中古車を軸に車の購入、買い替え等の情報を提供する 『カーセンサー』 、企業の情報システム部門に在籍する方向けにIT製品情報を提供する 『キーマンズネット』 、WEBサイトの集客支援を行う 『リクルートアドネットワーク』 等の媒体を持っており、これらを利用してカスタマーとユーザーのマッチングビジネスを展開しております。
「人生に関わる重要な決断のシーンを、より豊かにしたい。」 という気持ちを持って働いている社員が多いです。
我々が対象としているユーザーは、高校生や新婚カップル等と幅広く、一見すると共通点がないように思えます。しかし先に述べた通り、当社のサービスはユーザーの人生の重要な分岐点に関わる、という点が共通しています。ですので、より良い選択肢をユーザーに提供し、より自分らしい決断をしてもらうために、どうするのかを日々考え、互いに意見を交わしあっています。
当社は、リクルートの他のグループ会社と比べても、様々な領域での、ライフイベントに関わっている事から、 「人生がもっとこんな風に豊かになるといいな。」 「もっと世の中をこんな風にしたい。」 というように、普段から夢や理想を熱く語る人が多くいます。そんな語り合いの中から、 「もっと受験に自由を。予備校が近くに無いなど、予備校に通えない人にも、受験勉強の機会を。」 というコンセプトが生まれ、受験サプリなどの新しい事業を生み出しています。
リクルートグループでは元々多数の女性が活躍しており、当社でも全体の約6割が女性社員です。
また、女性社員のうち、25%はワーキングマザーとして働いてますし、女性の管理職のうち32%はワーキングマザーです。当社では、ママも管理職として活躍し、仕事と育児、どちらもチャレンジする環境があります。
今後も引き続き、経営ボードメンバーへ積極的に女性を登用したり、事業所内への託児所の併設、産児・育児休暇の充実等、ワーキングマザーをはじめとした働く女性がきちんとキャリアを重ねられる制度を整え、より働き易い環境を作っていこうとしています。
私は、女性であってもずっと働き続けていたいと思っていました。
また、産休後に職場へ復帰した際、例えブランクがあっても自分へ仕事が回ってくるように、何とかして短期間で成果を出したい、とも考えていました。
この考えに見合う企業を探しながら、私は業界問わずに就職活動を行い、最終的にコンサルティング会社と(株)リクルートで迷う事になりました。
しかしコンサルタントが行う個社にフォーカスする仕事よりは、自分達で仕組みを作る事によってたくさんの 「個」 を動かし、マーケットを作る事ができる 「全体最適化」 にフォーカスしている仕事の方が自分には向いていると考え、(株)リクルートを選択しました。
現在私はこの会社で楽しく働いていており、とてもいい環境にいると感じています。と言うのも、当社は、各々の社員が思う 「自分はこうありたい。」 という考えを大事にし、何かを提案し、それが会社にとって良い影響を及ぼすものであれば自由に実行させてくれるからです。自ら新しく仕掛けたい、影響力を持つ仕組みを作りたい、という方には魅力的な会社だと思います。
ブライダル事業部に所属していた時に、私がメインで携わっていた 「ゼクシィの保険ショップ」 立ち上げが一番印象に残っていますね。
結婚するタイミングで約50%のカップルが生命保険に加入すると言われています。
そこで私は結婚の準備と合わせて保険も一緒に検討できないものかと考え、この事業を立案しました。
しかし実際に事業プランを立てようとすると、保険を販売する為に必要な 「保険代理店資格」 を法人として保有しておりませんでしたし、そもそも生命保険に関する知識を持っている人が皆無でした。
その為、某大手保険代理店と提携し、自らも出向して、保険に関する勉強をしたり、保険の販売経験を積んだり、 『ゼクシィ』 で保険に関する告知をして、実際にどのようなカスタマーにとって価値を出せるか調査をする等、様々な業務に励みました。
その結果、この事業を運営していける目途が立ったので、具体的な事業計画を立て、店頭に立つ保険販売人を育成する研修プランの作成及び育成も行い、 「ゼクシィの保険ショップ」 をスタートし、実際に一年程事業を回しました。
新規事業を立ち上げる上で、人生で初めて営業を経験したり、webサイトを立ち上げたり、事業計画を立てる等、様々な苦労はありましたが、その分むしろ楽しく働けたと感じています。
来期以降、 「営業」 と 「スタッフ」 、 「ブライダル」 と 「進学」 等のように、20代のうちに異なる2事業2職種を経験し、より早く能力を高めて貰う 「ジョブローテーション制」 を取り入れようとしています。
また、社内での 「手上げ制異動」 の仕組みもスタートしています。 「今まで営業をやっていたけれど、企画やスタッフに移りたい。」 といった職種の変換もあれば、事業を跨ぐ異動もあり得ます。
今までは、一度どこかの事業部に配属されたら、ずっと同じ事業部で過ごす人が多かったですが、これから我々が企業として成長するには 「変化する」 事が必要です。その為には自分達も変わる事を受け入れて、それぞれに特色のある事業領域を経験し、そこから多くの事を学ぶ必要があるので、意図的に異動する仕組みを導入しようとしています。
企画立案経験がある方や、事業開発経験がある方、エンジニアの採用に注力しています。
我々の事業は元々、マーケットシェアが大きく、今までそこまでの変革を求められませんでした。また紙媒体にも強かった為、ネット化も急速には進めてきませんでした。
この点から見ると、当社はリクルートグループの中でも変革の余地が大きい会社だと思いますし、世の中の変化が激しい今の状況に於いては、変革が急務であると言えます。
このような環境を契機とし、既存のモデルを壊して次のフェーズにチャレンジする等、一から何かを作る事を楽しめる方を望んでいます。
また我々の仕事の進め方は、一から十まで指示されるのを待つのではなく、自らゴールを示し、その中で業務を進めていきます。ですので、自分なりに工夫してゴールまで仕事を進められる方も求めていますね。
業務上で分からない事があったらすぐに 「分からない!」 と発信できたり、色々な人に自分から関わりに行ける等、他者に対してオープンマインドな部分が共通しています。
このような気質をお持ちの方は、職場へスムーズに溶け込む事ができますし、周囲もその人へ積極的に接触を図ろうとします。
その結果、様々な人との会話からどんどん仕事が進んだり、仕事を頼まれるようになり、自然と当社内で活躍していけるようになる、というパターンが多いですね。
当社は多様な事業部が集まっている為、幅広い領域の事業にチャレンジでき、自分の力をより高く伸ばしていく事ができます。
「結婚」 や 「進学」 等、人生の中でも貴重で特別な経験とも言える瞬間のお手伝いをする当社の事業に共感し、成長していきたいと言う方のご応募を心よりお待ちしています!