来年、年明け早々に、ナスダックジャパンに上場予定の不動産投信会社の社長さん、副社長さんと打ち合せ。
日本における、不動産投資信託の設定&運用会社として、株式公開により、更に信頼感と認知度を向上させたいという、極めて前向きな経営姿勢。成長スピードが早い為、社員間のコミュニケーションがおろそかになったり、社内の一体感がなくなってしまわないようにと、トップ自ら、社員研修にも参加するなど、良い風土づくりにとても力を割いておられる。
その結果、成長企業にありがちな、売上高は伸びてはいるけれども、離職者が後を断たなかったり、社内の雰囲気がギスギスしてしまうという弊害とは、全く無縁な状況。「働き易い環境でなかったからこそ、元居た一部上場企業を飛び出して、この会社を創ったのだから、同じ様な、愚を繰り返しては、うちの社員に申し訳がない。」と言い切る社長氏。
ビジネスモデルがいくら優れていても、その社風&カルチャーが、今イチな会社は、いずれ近い将来に行き詰まってしまう。そんな例は、いやという程見て来た訳だが、こちらは、ちょっとひと味違う。上場後も楽しみな企業である。