“謙虚であること”が案外、転職を成功させる鍵ではないかと、私は思います。
謙虚であることとは、自分の考えに固まらず、他人の考え方を受け入れる柔軟性を持つこと
とも言い換えられると思います。
転職カウンセリングでは、ご来社頂く前には転職希望者の方が思いもよらなかった想定外のご提案や、
多少耳障りなことをお話しすることも少なくありません。
転職カウンセリングをする側である私も、柔軟性に富んだ方とカウンセリングをしていると、
ご本人の可能性が無限に広がるような気がすることに加え、
お互いに新しい気づきや発見も生まれやすいと感じております。
人は、自分の話にしっかり耳を傾け、受容してくれる人に対し、嫌な感情は持たないものです。
企業の面接は、応募者側からの一方的なプレゼンテーションではなく、
双方向のフラットなコミュニケーションの場です。
相手(面接官)と心地良いコミュニケーション、スムーズな会話のキャッチボールが出来れば、
きっと良い結果が生まれると思います。
面接であっても、転職カウンセリングであっても、
自分の考えを伝える場合、一旦相手の意向や提案を飲み込んだ上で、自分の考え方を述べた方が、
その場の空気も柔らかくなり、いわゆる調和が生まれると思います。
とは言うものの、多かれ少なかれ、年齢を重ねると自分自身の成功体験やプライド等が邪魔をして、
新しい意見や観点を受け入れにくくなってしまう傾向はある様です。
その成功体験を一旦捨てられるかどうか、が大きな分かれ道ではないでしょうか。
私も、日々のカウンセリングにおいて、謙虚な姿勢を忘れずに、
極力、固定観念を持たず 頭と心を柔軟にして皆さんの話に耳を傾け、
より中身の濃い 擦り合わせの場となるよう、心掛けております。