今は転職情報誌や転職サイトが多数存在し、転職に関する情報が巷に溢れています。
スカウトメールという形で、企業側から転職情報が送られて来るサービスもあり、
一見、誰もが容易に転職できる環境が整っているかのように見えます。
しかし、言い換えれば、
自分は何がしたいのか、何が得意なのか、今の環境の何を変えたいのか、
深く考えることなしに気軽に職場を変えてしまう。
これは、実はとても危険なことではないでしょうか。
日々、多くの方の転職をお手伝いしていて感じるのは、
転職を考える際には、自分のやりたいこと、我慢できないこと等を、
まず、きちんと整理することが大事だということです。
ご自分の中でクリアにならない問題は、
転職によって働く環境を変えるだけで、オールリセットされる訳ではないのです。
この問題から目を逸らしたまま転職をしても、必ずまた同じような問題にぶち当たります。
カウンセリングの現場では、こういった転職動機の“根っこ”の部分から、
候補者の方と一緒に、進むべき道を収斂させていくことも行います。
カウンセリング前から、方向性がきちんと定まっていなくても良いのです。
我々カウンセラーとの対話を通じて、ご自分の中に新しい気付きや、不満の原因、課題等が
あぶり出されたり、浮き彫りになれば幸いです。
安易に転職を繰り返してしまうことは、長いビジネス人生の中で避けなければなりません。
皆様に代わって、日頃から数多くの企業に足を運び、各企業の風土を肌で感じている我々が、
転職情報誌や転職サイトには載らない一面をお伝えしつつ、
皆様の本質的な課題解決になる転職先探しのお手伝いをできればと思っています。