「こういうこともあるんだなぁ」と感じ入ったアポイントであった。
先日、日本を代表する素材メーカーから連絡を頂き、急ぎの求人ニーズがあるので早急に打ち合わせたいということで、早速、翌日に訪問。現状の採用計画について伺うと、WEB上では掲載されていないコンフィデンシャルな案件であり、人事・経理・法務等、管理部門の複数ポジションのニーズ。業績好調な同社は、成長に伴い管理部門を強化中で、実務経験と専門性を兼ね備えた30歳前後の若手人材をお探しだった。現在の労働マーケットでは、各企業から最もニーズが高い求人パターンで、候補者集めには苦労するポジションである。だからこそ、私ども人材紹介会社が必要とされるのであり、ご期待に応えることこそ我々のやり甲斐である。とまぁ、ここまでは良くある話だが、今回のご依頼は“何としてもお役に立ちたい”と思わせる話が続くのである。そもそも、どういうきっかけで日本を代表する素材メーカー側から直々に、弊社にお問い合わせ下さったのか?、である。
企業から弊社への一般的な問い合わせ理由は、「ホームページを見て」「日経新聞を見て」「他の企業の人事担当者から評判を聞いて」等が多いが、今回は少し趣きが異なった。その理由とは、人事担当者の実の妹さんの転職を、当社がつい1ヶ月前にお手伝いしており、そのプロセスの一部始終を聞いた上で「しっかりした転職サービスをしている会社だ」とお感じになったからだそうだ。
「人」と「人」は色々な形で繋がっていることを改めて痛感したと同時に、自分の目の前のことに最善を尽くし、お一人お一人に対して満足頂くことが全てであり、原点であり、信頼の輪が広がっていくことを再認識させて頂いた意義深いアポイントであった。お役に立てるよう、今も奮闘中である。