先日、日本を代表する一部上場 大手製造業の人事部の方とお打ち合わせした時の話。
今年、2007年は勝負の年になりそうだ、とのこと。
しかし、世界で伍していく為に、課題は多いという。
海外の競合他社は
原料⇒デバイス⇒最終製品の工程を、スピーディに効率的に一貫生産できる体制を構築し、
低価格で、高品質な製品を市場に提供出来る仕組みを整備しつつある。
また、世界中から優秀な技術者を確保するべく、
言語や生活習慣の壁を気にすることなく就労できる環境作りのために
24時間体制のコンシェルジュサービスを提供している同業他社もある。
技術力に関しても、
かつて日本のレベルは、世界の中でも群を抜いて高く、
他の追随を許さないと考えられていたが、
東南アジアの企業の技術力進歩も目覚しく、
日本企業もオチオチしていられない状況になってきているという。
そこで同社は、先を見据えた大規模投資を行い、
一貫生産が可能な新型大工場を次々と設立し、インフラを整備を行っている。
また、人材面においても、若い技術者に加え、
専門性の高い40代・50代の熟練技術者(スペシャリスト)の積極採用に踏み切っている。
このような施策が実を結ぶには、もう少し時間が必要ではあろうが、
世界中の他の企業が追随できない組織創り、研究・開発体制、人事制度などを構築し、
今後も日本のみならず、世界の市場で勝ち続ける企業であって欲しいと、心から願うアポイントであった。
頑張ろう!日本。