先日、弊社HPコンテンツの取材で、
東証一部上場のベンチャー支援会社に訪問した。
同社で採用の窓口をして下さっているT氏は、
非常に論理的で話が分かり易く、
そして物腰が柔らかく、お話していてとても楽しい方である。
同社は著名コンサルタントが立ち上げた会社として注目を集め、
華々しくデビュー。
設立わずか5年強で東証一部へ上場し、
現在も更なる高みへ成長中だ。
ただ、そのデビューがあまりにも鮮烈すぎた為、
同社はその創業者のイメージだけで語られることが多く、
現在は社長が代わり、経営体制も大きく変わっていることや、
ビジネスが創業期から安定走行期に移行し、
同社設立時の理念がようやく形となって現れてきていることを知る人は少ない。
その「同社の現状と世間の理解とのギャップを埋める」ことが
今回の取材の目的である。
取材内容は弊社HPに委ねるとして、今回の取材の中で
若いビジネスマンに伝えたい一言を得た。
それは、「“かわいげ”のある奴が良い」である。
企業は、第二新卒層の若手に、
高度な専門知識や多くの経験を求めてはいない。
同社に限らず、これはどこの企業でもほぼ共通している。
20代は「下積み時代」であり、雑用を依頼されることも多い。
そんな中、雑用を機嫌よくやってくれる“かわいげ”のある奴が好まれるのである。
当然ポテンシャルが高い人材が求められてはいるが、
単に高学歴とか資格保有だけでは組織人としては不十分であり、
残念ながら採用されないのだ。
敢えて言うこともない当たり前のことではあるが、
日々のカウンセリングで、その感覚が抜け落ちている方を散見するので、
採用基準の大きな柱となる共通認識として
皆さんにも知って頂こうと思った次第である。
他にも色々と示唆に富んだお話をお聞かせ下さったT氏には感謝です。
ありがとうございました。これからも宜しくお願い致します!