今回は、労働マーケットについて
気付いた点を書かせて頂こうと思います。
タイトルにあるように、最近は大手企業様からの
「総合職を探して欲しい」とのご依頼が非常に多くなっております。
公認会計士、弁護士といった
スーパースペシャリストの方々の求人ニーズは依然高いのですが、
それに呼応するように「総合職」のニーズが高まっております。
背景・理由としては、
① 組織活性化
② 関係部署調整人材(プロマネ)
③ 将来の幹部候補
といった3つが考えられます。
① は、外部から優秀な人材を採用し、活躍してもらう事で、
内部の人材に
「オチオチしていると自分の立場も危ういぞ、努力せねば」という
カンフル剤として刺激を与えるというケースです。
或いは、多様化を受け入れる事で、
多面的な物の見方、考え方が出来る組織に変質させていきたい
という狙いもあります。
② は、スペシャリスト採用が進んだ結果、
個々の職場・持ち分では優秀であっても、社内外との調整が上手く図れず、
プロジェクトが推進できない局面が増えており、
調整能力に長けたプロマネ人材としての総合職が求められる
というケースです。
そして③は、いわゆる就職氷河期に大手企業が採用を控えていた事により、
組織上、大きな穴が出来ていることによるものです。
景気回復に伴う採用ニーズの高まりと共に、組織を適切な人員構成にしていくため、
現在26〜32歳位までの年齢層の方々を、将来の幹部候補になり得る総合職として探す、
という3ケースに大別されるかと存じます。
これは、ここ1年で顕著に見受けられる傾向ですので、
皆様にお知らせ致します。
また、このようなトレンドについて
ドンドンご報告させて頂きますね。