毎年2万5000人の応募がある、一部上場人気企業の人事担当役員と
打ち合わせ前にちょっとお話した内容。
「最近、思いのある奴がおらん!!」
仕事を仕事としてしか捉えてなく、
お客様にとってどうするのが一番良いのか、という仕事の原点を忘れているという。
例えば、人事。
採用ということで言えば、目標人数が決まったからその人数を達成する為だけに一生懸命になる。
それでは、駄目。
お客様にとって、真剣に良いサービスを提供してくれる人なのかどうなのか。
その観点で、本気度の高い人を採用しなければならないし、
入社後の教育・研修においてもその観点は一切ぶれてはならない、と。
そうでなければ、いつかは組織はもろく、崩れ去る。
営業でも、経理でも、法務でも、システムでも、どの部署でも一緒。
「所属する会社が提供するサービスの先にあるお客様が喜んでくれる」
その一点に集中できるか否か。
経営者の視点で、といったカッコいい話ではなく、
とにかく目の前にいるお客様に喜んでもらう、自分の持ち場で。
それをやり続けているビジネスマンが最近は少ない、
そう嘆いておられた。
企業は、一緒に本気になって働いてくれるビジネスマンを探してますよ。
資格も、経験も大事だけど、最後は思いみたいなところが最も大事ですからね。