先日、私が3か月前に転職のお手伝いをした方から連絡があった。
転職先で憂うつになるようなことでもあったのか、
という不安を抱きながら電話に出る。
すると、開口一番
「こういう相談もしていいか分からないですけど・・・」ときた。
「（何か嫌なことでもあったのかと思い）どうなさったんですか？」と
返す。
すると、
「私のおじが経営している会社で、経理部長を探しているようです。
誰か良い人いない？という話になったので、
一方的に杉本さんの名前出しちゃいましたけど、大丈夫ですかね？」と。
転職した方から転職するご友人をご紹介頂く事はよくあることだが、
企業側をご紹介いただくことは比較的に少ないことなので、
嬉しくなって「アポイントいつにしましょうか？」と、
ついつい先走ってしまう。
そして、最後に肝心の企業名を聞いたところ、「？？？」という感じで、
私は全く知らない社名だった。
いずれにしても、伺ってみなければ分からないと思い、
その場では「まぁ当日までには調べておきます」と、
フライング気味に安請け合い。
電話を切った後、早速詳しく調べてみると、
それは日本でのシェア8割近い鉄道模型の“超”優良企業。
ニッチマーケットとは言え、業界では知らぬものは居ないという名門。
幼少期の男子の大半が一度ははまる鉄道好き。
その血が騒ぎ、アポイントが近付くにつれ、テンションが高まる。
当日。
紹介者と共に、会社へ向かう。
近くに行くと、そこがはっきりと本社であることが分かる。
住宅街のど真ん中にいきなり、赤い鉄道車両が現れたからだ。
そして、２F のアンテナショップへ入ると、模型、模型、模型。
精緻な鉄道模型に目が釘付け。
そして、約束時間となり打ち合わせ開始。
代表取締役社長、専務取締役、常務取締役の3名にお会いし
今回の募集背景などをお伺いする。
実際のところ、現在、経理部長もいらっしゃるが、10年先を見越して
次期経理部長候補を探したいというご要望だった。
財務内容も堅く、原則、東京勤務。
同社の誇る微細加工は、
まさに日本の職人でしか成し得ない強みを有しており、
オリジナリティーに溢れる優良な企業。
また、役員の皆様も非常に折り目正しい誠実な人柄の方々で、
真面目に長く働きたい方にはもってこいの職場だと実感。
しかも、経理の豊富な経験がある方であれば、
年齢も50歳位までの方で、幅広く検討したいとのこと。
35歳上限の求人が大半の転職マーケットで、
更に、この不景気時、
とっても有り難い求人案件だと、心底思った。
ほんと、有難い。
そして、こういうお話を、
転職者からつないで頂いたということに、嬉しさ倍増。
やはり、人と人のつながりって大切だと思った
打ち合わせとなりました。
