先日とあるコンサルティングファームの社長とのインタビューで、
「経営者として何を重要視していますか?」
と質問させて頂いたところ、
「会社が永く続くことに繋がるか?」という視点を最も大切にしている、という。
更に、
『私はよく会社の風土のことを漬物の糠(ぬか)床に例えるのですが、
私の判断基準とは、今目の前にある1つ1つの仕事の中身や施策の内容が「糠床を良くすることに繋がるか」、これから先、
企業の経営課題は変化し、我々の扱うコンサルティングテーマは益々複雑化していくと思いますが、
常にどんな課題にも対応できる有能なコンサルタントを生み出し、
培養していけるだけの”豊穣な糠床”にしていくことが
私の役割だと思っています』
とのこと。
そうすれば、
「我々の提供するサービスが、
ほんとうに世の中にとって価値のあるものを生み出し、更に、
働く人にとって常に刺激的な環境を提供できるものであるとすれば、
自然と新たな仕事も新たなコンサルタントも集まり、
会社も永く続くようになるはずですよね」と。
つまり、
「今、我々の社内に漂う“良い空気” “健全な社風”を守っていき、
逆にその妨げになることを
排除していくことが何よりも大事だと思っています」
と締めくくられた。
「なるほど〜」
と唸ってしまうコメントであった。
こういう会社には、
より積極的に人材をご紹介していきたいものである。