本日、打ち合わせが終った後、人事部長が嘆いておられた。
今年は、新卒採用が、うまくゆかなかったと。
10月1日には、4名で内定式を行ったと。
ただし、この会社は、歴とした一部上場企業。
創業60年、年商1,500億の優良企業。
そもそも、応募者が集まらなかったのか?
それとも、内定者に蹴られて、他社に採られてしまったのか?
答えは、どちらでもない。
正解は、採用するに値する人間的&人格的にしっかりした大学生が居なかったから。
採れなかったのではなく、敢えて「採らなかった」のである。
昨今の就職難。当然、大学生は、例年にも増して大量に押し寄せて来た。
しかし、しかしである。
20歳を越え成人はしているものの、“成熟”はしていなくて、
且つ精神的な強靭さに欠けるからだと。
つまり、ビジネスのスキル云々ではなく、一人前の「大人」が居なかったから、と嘆息。
彼は主観的ではあるが、と断わった上で、
若者の質が、“劣化”していることは、現実で、
この傾向が続けば、本当に日本の将来が不安でたまらなくなる
と真顔で訴えておられた。
同感せざるを得ない事こそ、根の深い問題なのか?
もしかして、我々の見立て違いなら、救われる。。。