先日、とある歯科関連の会社の人事部長が、ご来社下さった。
この部長さんは、約30年間歯科医療業界一筋に携わっておられる
いわゆる業界のプロ。
ご主旨は、勿論求人の依頼である。
ひと通り打ち合せも終ってしばし歓談。
この様な場になるとついつい下衆な質問をしてしまうのが、筆者の悪い癖。
ところで、「安くて、良い歯科医さんは、どの様にして選べばいいんでしょうか?」と問うてみた所、次の様な厳しい答えが返って来た。
「保険診療の範囲内の治療をおっしゃってるんでしょう。
それなら、矢張り限界がありますよ。
本質的に最新の材料と最高の技術で治療を望むなら、
全額自費の自由診療しか仕方ありませんよ。」と。
全くもって素人にも判り易い、丁寧なご説明である。
つまり、歯医者さんを選ぶより前にする事があると。
事前に、保険診療か自費診療かを決意しなければならない。
歯よりも、懐が痛いとは、この事である。