11月15日に、公認会計士試験の合格発表が行われた。
今年は、なんと弱冠16才の男子高校生が、最年少で合格。しかも、初挑戦。
今迄の最年少は、18才だった為、大きく記録更新。
彼が、どの様な職業人生を歩もうと考えておられるのかは、知る由もない。
ただ、職業紹介を本業としている立場から、ひとつだけ言えることがある。
それは、自らが歩みたい職業は、出来るだけ早い時期、つまり低年齢の時に、自主的に決めてしまって、且つ、その後もブレずにひたすらその道一筋で歩む事。
遅くとも、高校なり、大学・院なりを卒業する時点で、固まっていないと、結果として、遠回りすることになりかねない。
悪くすると、遠回りのまま、辿り着けないまま、人生の時間切れとなってしまうことだって有り得る。
ところが、昨今、自分のライフ・プランについてもキャリア・プランについても、決めること、即ち、決断する事自体が、ニガテな人が増えている様な気がするのは、私だけではない。
決断とは、別の表現を借りれば、それ以外の事を捨てて、断つという事。
恐らく、16歳の青春真只中の彼も、他にもやりたいことはいくつもあったことでしょう。
しかし、当分の間、断ち、切り捨てた上で、一途に試験勉強に没頭なさった事でしょう!
では、あなたは、自らの将来の目標の為に、今、何を捨てますか?