連結で、従業員1万名を優に超える1部上場の優良グローバルメーカーの
人事部長と新年の打ち合わせ。
業績は頗る好調。株価もリーマン・ショック前の水準迄買われ、市場からの評価も高い。
しかしながら、本年度の中途採用計画は、至って慎重。
中途採用枠として、ヘッド・カウントは経営会議で確保してあるものの、
厳選採用を続けると。
加えて、枠はあっても社内の人事異動でやり繰りした結果、
昨年も数ポジションは、結果として、中途採用枠を使わずに乗り切ったと。
各社この様に、業績は回復しても、
組織の人員はギリギリタイトなままで賄ってゆこうという企業は、依然多い。
今年も、候補者は、明確な転職意志を固めてからでないと、
“とりあえず、面接に来ました”という嗅いを少しでも感じ取られたら、
即、アウトになってしまう労働マーケットである事を
肝に命じて臨んで頂ければ幸いです。