転職カウンセラーが、日々の業務の中で感じたことを綴っています。
統計数字やニュースからはつかみづらい"マーケットからのメッセージ"に触れて下さい。

スーパーゼネコンが求める「文系総合職」

先日、スーパーゼネコンの中の1社を訪問し、現在募集中の
「文系総合職」という職種の詳細についてヒアリングしてきました。

「文系総合職」という職種には、営業職は含みません。
よって、管理部門の総合職という事になります。

管理部門の総合職といっても幅が広いですが、
経理、財務、人事、総務、法務などを指します。

つまり、いずれかの職種にて経験を積んでこられた方であれば、
全ての方が対象となります。

しかし、一般の事業会社には有りませんが、スーパーゼネコンである
建設会社には、「工事現場」が存在します。

入社後はその「工事現場」からスタートして頂く事になります。
そこで、「事務職」として、工事全体の経費管理、契約業務など幅広い後方支援業務に
従事して頂き、同社の利益の源泉を体感してもらう事から始めて頂きます。

もちろん、想像通り、「工事現場」には気性の荒い外注業者さんも多くいらしゃいます。
そういう男臭い方とも上手く人間関係を構築しつつ、仕事を進めてゆける方がイメージです。
ただ、イメージと異なった点は、相当お酒が強くないと勤まらない仕事かと
思いましたが、今はそうではないようで、下戸の方でも大丈夫だそうです。

そして採用のマネジャーに、「どういう人に応募してもらいたいですか?」と
お聞きしてみたところ、明快な回答を頂きました。

「自分で悩んで、もがき苦しんで、業務上の問題を解決してきた人です」、と。

逆に、「どういう人は難しいですか?」とお聞きしてみたところ、
「右から左に仕事を流してきた人は違うね」、とおっしゃられていました。

人事なら人事、経理なら経理で、それぞれの職種において、知っておくべき
最低限の法律や知識があるはずです。それらをしっかりと体系立てて勉強しようともせずに、
とりあえずで業務をこなしてきた方は、同社での活躍は難しいようです。

スーパーゼネコンの仕事は、第一線の工事現場では正しく命懸けの仕事です。
文系総合職の方は、実際に工事現場で働く方々の安全や労働環境等を
守っていく役割を担う、責任の重い仕事です。
その為、一つ一つの仕事に気が抜けません。

そんなド真剣さを要求される職場環境で、自らの知識・経験を活かし、
大規模な都市開発や、建造物の建築をプロジェクトとして手掛け、
地図に仕事の痕跡を残す事のできる男っぽい仕事に参画してみたい方、
チャレンジしてみては如何でしょうか。

そこには、やり甲斐があります。

(No.194/S 記)

職業紹介優良事業者認定マーク
当社は、全国に約28,000事業所ある人材紹介会社の中で、厚生労働省が審査し、 わずか40社しか選ばれない「職業紹介優良事業者」に認定されています。
※平成26年(第一回認定):全国で27社のみ、平成30年:全国で43社のみ(第二回認定)、令和2年:全国で39社のみ(第三回認定)、令和5年:全国で40社のみ(第四回認定)
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