自分が伝えたいことを正しく伝えるためには注意が必要です。なぜなら、自分自身が当然だと思っていることでも別の業界や他の企業においても当然の共通認識とは限りませんし、同一の言葉や単語が持つ意味やニュアンスがまるで違うケースもあるからです。
例えば「人事部での採用経験」を説明する場合、規模が2~3人の人事部で、新卒・中途採用から教育研修、人事制度改定まですべて任されていた方と、 20~30人の大きな人事部で、中途採用専門担当として年間100人以上を採用するため、連日連夜採用面接を繰り返していた方とは、スキルの種類において、かなりの違いが生じます。
よって、職務経歴書には、一般的に履歴書に使われている職種名や、社内での異動歴はもちろん、もう一歩踏み込んで、担当した業務の詳細まで丁寧に盛り込む必要があります。
応募書類を通して、あなたの経験業務の詳細が他の企業の人事担当者に細大漏らさず的確に伝わっていれば、実際に会って面接に臨んだ時に、実務スキルやキャリア項目の確認のみではなく、もっとヒューマンな部分(あなたの人柄やキャラクター、人間性、就労観など)、つまり、最も重要な「企業との相性」という点でお互いにじっくりと話をする時間がより長く持てるはずです。
ぜひ、こちらも参考にしてみて下さい。
履歴書の書き方