創業80年 地域密着の総合建築・不動産業 事業開発プロジェクトリーダー
一部上場 財閥系信託銀行 不動産営業次長
小口 洋一郎 氏 50歳 / 男性
学歴:中央大学 経済学部 産業経済学科 卒
日商簿記検定2級
宅地建物取引主任者 (現:宅地建物取引士)
不動産証券化協会認定マスター
会社生活で2度目の出向期間中、小生の業務経験を高く評価頂き、「新規事業の企画」 「経営層とひざ詰め談判」 という高揚感溢れる刺激的な環境を頂いた。これまで経験したことの無い充実感を得たことが、今般の転職に際し、大きな契機となった。
出向元の信託銀行に帰任した後、今日までの3年間は1年足らずで異動すること2回。直近2年は部下の無いプロジェクトの単独担当として活動する中、所属企業における自身の取り扱いと将来のキャリア形成に疑問を抱く日々を過ごしてきた。
また、家族のステージアップに伴い、学費等の負担が大きくなってきており、近い将来に訪れる役職定年に伴う収入減の懸念払拭と長期的な収入水準維持も課題として重く伸し掛かってきていた。
出向中に経験した創造的な日々と現下の単調な事務作業の繰り返しの日々とのギャップに、転職によるキャリア形成への志向が次第に大きくなっていったのは、必然であった。
転職を検討するに際し 「家族の生活水準維持」 は、譲れない条件とした。
漠然と転職に伴う会社の諸制度、手続を調べていく中で、所定の条件下において、退職金の割増給付が可能となることが判明。収入減の補填も検討可能となったことで、当該条件の 「取引先・競合先以外への転職」 も加味することとした。
家内と相談を重ね、家計の状況確認と学費支払から解放されるであろう10年後までの資金収支を幾度となくシミュレーションし、今般の転職検討に際して収入条件の最低限度を仮定し、転職後に 「収入の安定性と上昇の機会確保」 を望める先を探索することとした。
自らのキャリアを振り返り、希望職種と貢献可能なスキルを整理することも必要と考え、何度もメモ書きを重ねた結果、やはり最も業務経験の長い、「不動産の有効活用と賃貸管理業務」 を売物とし、「対人折衝力とコミュニケーション力」 を活用可能な先として、不動産業界を中心に転職活動の方針を整理した。
希望職種の募集状況確認のため、インターネットで各種転職サイト閲覧を行ったが、具体的な社名の表示が無く、想定年収水準の幅が大きい求人が多く、漠然と何とかなりそうだとのイメージを抱くに留まり、具体的な進展には至らなかった。
懇意にして頂いていた取引先役員の方に、転職相談をしていた経緯から、状況を説明し次の展開を探りたいとの話をしたところ、その方の友人で、信頼できるエージェントとして3社の紹介を受けた。
早速メールで連絡し、レジュメ (履歴書・職務経歴書) の作成指示を受け、面談の上、希望条件等の説明機会を頂き、転職活動全般の流れと心構えなど、詳細なレクチャーを受けた。
転職の契機、希望条件、好き嫌い等の趣味嗜好、仕事の上でのモットーや譲れない点等、新卒での就職活動を思い出すような面談。流石に年齢を重ねているため、当時の初々しさは薄れているが、同様の緊張感を覚えた。
条件の内、「取引先・競合先以外への転職」 については、想像以上にハードルが高いと認識を改めさせられた。
更に紹介を受けた先は、何れも 「取引先・競合先以外への転職」 に当てはまらず、一方当該条件を満たす求人は 「家族の生活水準維持」 の条件を満足させることは出来なかった。
紹介先が一巡すると、次第に手詰り感が漂い始め活動が停滞してしまったので、分母を拡大すべく転職サイトに登録してみることとし、大手を中心に数社登録し反応を待ったが、メール対応のみで実感が伴わなかった。一部エージェントとは面談を行ったが、紹介先は数社で何れも条件合致には至らず。
エリートネットワークについては、紹介された3社のうちの1社であったが、ご多忙な松井社長を紹介されており、当方も携帯でのショートメールを一通送信したままとしていたため、その後の接触が持てていない状況にあった。
手詰り感一杯の困惑した活動状況の中、転職を果たして楽しそうに日々の仕事に邁進している元気な後輩から、陣中見舞いと気分転換にと飲みに誘われ、当方の転職活動の状況や後輩の経験談を肴にしていた際に、後輩の 「転職活動で最も記憶に残る転職エージェント」 として 「エリートネットワーク」 の名が挙がった。後輩は残念ながら同社での成約とはならなかったものの、数年を経た今日でも連絡を取っているとの話に興味を抱き、転職カウンセラーの杉本氏の紹介を依頼した。
後輩はその場で杉本氏に電話をかけ、小生の名前を伝え、連絡有った場合には宜しくお願いしたいと依頼してくれた。後輩の迅速な対応と杉本氏との信頼関係に驚かされ、感謝しつつも酔った状態での電話は流石に気が引けたので、翌日、出張先から架電、他者を介して松井社長の紹介を受けている点についても説明し、連絡先を伝え面談の機会を依頼した。
杉本氏は早速社内調整を実施して頂けた様で、翌日には高橋部長から連絡を頂き、即、面談実施の運びとなった。
面談を終えたその場で、小生の条件にピッタリの先があると、入手したての情報として、今般ご縁を頂いた先の紹介を受けた。
当時、小生には検討中の先があり、条件提示を待っている状況だったため、返答に窮していると、「曖昧な姿勢で、紹介先に面接を要請することは、双方の信頼関係を破壊する。覚悟を決めて臨んで欲しい。エリートネットワークはトコトンまで徹底して、クライアントと付き合う」 と一喝された。
一瞬、「この野郎!」 とカチンときたが、回答に一両日の猶予を得て帰宅。結果、条件乖離が埋まらず検討先を辞退することとし、そこまで言うなら見せてみろと、高橋部長を再訪し、紹介先の面接設定を依頼。
紹介先企業には、既に書類上の審査を依頼し面接実施の了解を取得済みとの報告を受け、再訪アポイントから数日間の展開の迅速さに驚愕すると共にその熱意に圧倒され、一瞬で信頼感を確立するに至った。
小生がネット情報や友人知人の情報等から知り得た、紹介先企業の状況、求める人物像等と高橋部長の説明は合致するばかりか、更に詳細なものであった。加えて、入社後の行動にまで及ぶ、小生の行動様式を知り抜いたかの様で (長年の付き合いの友人からの手痛い助言の様相)、とても二度目の面談とは思えなかった。
紹介先との面接当日も高橋部長にご同席頂き、双方の遣り取りをじっと聞き入っておられ、小生が時々確認で顔を覗き込むと、小さく相槌を打ってくれた。面接の内容が極々普通のものだったこともあり、印象に残ったのは、面接官よりもむしろ高橋部長の姿といっても過言ではない程、マッチングに自信を持った不動の構えに大きな安心感を得た。
幸いにして条件成就の上、先日より転職先での勤務を開始したが、今更ながら、高橋部長の見立ての正しさに驚かされるばかりである。
地元密着の老舗企業で、顧客からの信任も厚く、内部の風通しも良く、本当に希望に沿った先を紹介して頂けたと感謝の念に堪えない。
保持しているノウハウを活用可能で、経営中枢との距離の近い部署での毎日に、今後の展開への期待感を募らせている。エリートネットワーク、転職先への感謝を形にすべく日々の業務に邁進したい。
僅かな経験ではあるが、転職に踏み切って良かったと考えている。
この様な清々しい気持ちを転職に迷う後進に味わってもらうべく、「トコトンまで徹底して、クライアントと付き合う」 エリートネットワークを紹介したい。
<以上>