アクチュアリー、仕事の楽しさを求めデータサイエンティストに

アクチュアリー、仕事の楽しさを求めデータサイエンティストに

No.975
  • 現職

    一部上場 老舗 市場調査会社  データサイエンティスト

  • 前職

    外資系 大手生命保険会社 数理部門  アクチュアリー

久保村 稔 氏 26歳 / 男性

学歴:早稲田大学 教育学部 数学科 卒
早稲田大学大学院 基幹理工学研究科 数学応用数理専攻 修了
アクチュアリー (数学)
数学教員免許 専修 中・高
使用言語 // R、Access 、SQL、Perl

はじめに

初めまして。
私の体験記が、少しでも観て下さった方の現在の業務や転職活動の参考になれば幸いです。

経歴や転職を考えた理由

私は、大学院で応用数学を専攻していました。数学の問題を解くことが好きで、そのような経験やスキルを活かせる仕事がしたいと思い、アクチュアリーという仕事に就きました。
また私の学生時代の就職活動は、正直に申しますと有名企業や年収などを意識した、周囲に流された活動になっていました。
その中でもアクチュアリーは数学の素養や知識を活かせる仕事であると伺っていましたが、実際はPCスキルや会計の知識がメインで求められる仕事であると、業務を行う中で感じました。実際に働いてみると、自分には、会計、財務の項目に楽しさや興味を持てませんでした。

また、ある程度大きな規模の会社を選んだのには、複雑な会計項目やシステムの扱い方を体系的に学ぶことが出来る環境があると期待していました。しかし、実際には部や課ごとの研修はなく、OJTも仕事の目的や楽しさ、スキルを身につける機会ではなく、ただの業務・作業の引継ぎをするためのようなものに感じました。私自身は、入社前はPCスキルに不安があり、苦手意識があったため、その様な教育や研修を通じてスキルを身につけたいと望んでいました。

しかし、それが叶わず、また数学自体を活用する機会がないため、仕事に楽しさや喜びを感じることが出来ずに悶々としていました。PCスキルに関しては、毎日扱っていく中で、EXCELの関数やデータベースの集計など、一連の技術は身につけることが出来ました。しかし、会計項目には興味が持てず、理解も全く進みませんでした。
このような状況の中、私は、就職して1年ほどの時期から転職を考えていました。

エリートネットワーク様と私の転職活動

私は、転職して、今よりも自分にとってのやりがいや楽しさが感じられる仕事がしたいと思っていました。そして、様々な人材紹介会社さんに登録しました。大手や口コミサイトの評判などを調べて登録していましたが、エリートネットワーク様との出会いは、それとは異なっていました。登録したキッカケは、まさにこの 『転職体験記』 に、自分の仕事や置かれた環境に対して私と似たような感情を抱き転職した人について書かれていました。似たようなキャリアや想いを持っている人が、エリートネットワーク様に居てなお且つ転職に成功していると分かりました。もしかしたらここでなら、本当に自分がやりたい事ややれることを見つけることができるのではないかと思い、登録し、実際に活動を開始しました。

登録する前は、教師の仕事にも関心があり教員等も受けていました。エリートネットワーク様は、教員募集については行っていないにも関わらず、教員についても業務の実態や市場などについてアドバイスをいただきました。そして、自分はまだビジネスの世界で生きてみたい、力を発揮できるようになりたいと思い、教員以外の仕事に挑戦することを決めました。

実際に、転職先の業界に興味が湧いたのも、転職カウンセラーの横関様のおかげであると思っています。まだ、具体的な自分の楽しめることややりがいを感じることへの方向性が決まっておらず、何から手を付けていいのか分からない状態でした。しかし、いただいた求人票の中から、デジタル分野の数値分析を行う職種を紹介していただき、今やってみたいことは、こういう仕事であると感じました。
このように、私の事情や趣向に合った、提案やフォローをして下さり、大手のようにシステム的な対応 (同業界や同業の紹介がメイン、受かり易そうな企業ばかりの紹介など) ではなかったのが、とても印象に残っています。

転職活動の軸と面接

私が仕事に求めているものは、以下の3つでした。
・自分自身が楽しめそうか
・教育制度が整っているのか、無いなら自由に働くことができるか
・業務を通じて、普遍的なスキルを身につけられるか
そして転職活動中は、企業について調べることよりも、自分が好きな事とは何か、を自問自答することが多かったです。私は、美術や工作など、物を作る事や考えることが好き (クリエイティブ、探究すること)、人に物事を教えて、反応が返ってくることが好き (人と接することや教えることが好き、認められたい、少々自惚れ屋)、などを考えて、このような自分の好きな事と共通点がある業務を探していました。面接でも、上記の軸をどれだけ満たしているのか、知るための質問を中心にしていました。

上記以外でも、
・背伸びをし過ぎない
・相手を楽しませる、自分も楽しむ
・会話をしながら、入社後のイメージを膨らませる
といったことを意識して面接に挑んでいました。
実際に社会人として働いている期間が短いため、面接をしていただいた企業様は、その理由を知りたがっていました。上記に書いた不満をそのまま答えたことはありませんでしたが、自分なりに精一杯正直に、自分自身が楽しめることがしたい、様々な事に挑戦しクライアントやエンドユーザーに貢献したい、ということを伝えました。

最後に

様々な支援をしていただいた、横関様に感謝申し上げます。
私は、自分の想い、そしてエージェントの支援や企業との出会いがあって内定をいただけたのだと思っています。
現状未熟な私ですが、スキルを身につけ成長し、新たな環境で活躍したいと思っています。そして、心の底から仕事を楽しめるようになりたいです。
最後になりましたが、この文章が就職活動や現在の業務に悩んでいる方々の参考に少しでもなる事ができれば幸いです。

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