東大卒49才、神頼みもして、上場企業の経営企画部長への転職

東大卒49才、神頼みもして、上場企業の経営企画部長への転職

No.979
  • 現職

    株式上場 大手不動産会社  ホールディングの経営企画室 部長

  • 前職

    一部上場 海運・不動産・倉庫業を営む老舗企業  社長室 チーフ

白浜 大輝 氏 49歳 / 男性

学歴:東京大学 農学部 農業経済学科 卒
早稲田大学大学院 アジア太平洋研究科 MBA(国際経営学) 修了
宅地建物取引士
経営学修士(MBA)
物流技術管理士
運行管理者
第一種衛生管理者

■はじめに

私は49歳という転職するには非常に厳しいと思われる年齢にもかかわらず、(株)エリートネットワークの転職カウンセラー、杉本様に多大なサポートをして頂いた結果、以前の年収と同等でありながら、前職よりもはるかに希望を持てる会社からの内定をもらえることができました。
精神的に大変だった転職活動でしたが、このような歳で転職しなくてはならなくなった方が、このメッセージを読んで少しでも希望を持って頂けたら幸いです。

■私はこんな人

私は根っからの楽観主義でポジティブ思考の持ち主です。
現代社会では面倒臭いと言われがちでもある、人との繋がり、人との輪、人との出会いや絆に幸せを感じる性格をしています。
そんな私ですが高校までは非常に教育熱心な母親の期待に沿うよう東大一直線、勉強詰めの人生を送っていました。晴れて東大に入学するやいなや本来明るくて好奇心旺盛な性格だった為、勉強そっちのけで寮の仲間と遊び呆ける生活を送りました。一日24時間では足りないほど遊び、バイトをし、そして少しの勉強をし、仲間でサークルを結成し、サークル活動の部長を務める等これ以上にないほど学生時代を謳歌しました。

大学卒業後は人事の方がとても好印象であった準大手ゼネコンへ就職しました。私はその会社では現場を回るいち事務員から始まり、再開発営業、官庁営業、新規事業の開発等、色々な業務に就きました。30歳の時には会社の推薦で早稲田大学の大学院に通うチャンスを頂きました。この時は学校で仲間を作ることはさることながら、それ以上に勉強させて頂くことにありがたい気持ちになり、勉強漬けの生活を送り、MBAを取得しました。バブル崩壊後の大変な時期ではありましたが、このゼネコンでは多くの人に出会い、多くのことを学び、多くの人に慕われ、今思い返せば非常に恵まれていた社会人生活を送っていたと思います。

仕事も順調であった40歳の時、土地有効活用のプロジェクトで知り合った同年代の社長より直々に強いヘッドハンティングを受けました。 「一緒に街作りをしよう。会社を一緒にどんどん大きくしていこう。」 という社長の熱い信念と大きな野望に感銘し、これは私の運命なのではないかという衝動に駆られ、希望を胸に熱い気持ちで転職を決意しました。しかしながらその後に全く予想もつかないことが起こり続けました。

入社後まもなくリーマンショックが起きて会社の状況が一変。不動産会社から倉庫会社になり、私は子会社である運送会社の立て直しを命じられ取締役というポジションで引越し会社の社長の右腕となって再建を図りました。社長と私はとても熱い気持ちで働き、時には社員と共にトラックに乗り込み引越し作業に従事しました。社員に指示をするだけでなく、社員に慕われながら、社員に負けないくらい力仕事をした結果、会社の業績は私が従事した4年間でV字回復を遂げました。

今思い返せば非常にやりがいのある仕事になりました。しかし、本体の倉庫会社の業績は下降線をたどり、海運業という私の本業とはかけ離れた会社になったことで仕事へのモチベーションをキープすることが難しくなり、楽観的な性格の私でもさすがに困り果て、窮地に追い込まれた状況になりました。

■(株)エリートネットワークとの出会い

私の妻が面白そうな仕事を見つけたとエリートネットワークの求人を見せてくれたのが始まりです。
その仕事に興味を持った私はとりあえず話を聞いてみようという気持ちで応募しました。
その時エリートネットワークで杉本様にお会いしたのが私の転職活動における最大のラッキーだったと感じています。
熱心に自分の経歴、プライベートのこと、仕事への取り組み姿勢等について話を聞いて頂き、当初1時間の予定だった面談時間が2時間近くに及びました。
そこでの打ち合わせ内容が盛り込まれた推薦状がエリートネットワーク側で作成され、それがクライアント企業の参考資料となり、転職の素人であった自分にとってこのプロセスは非常に効果的であったと振り返り思います。杉本様は自分のことを非常に良く理解してくださっている、この人なら信頼できる、と強い縁を感じていました。他のエージェントにも一応登録をしてみましたが、そこから頂いた内定2社はいずれも上場企業ではありませんでした。それに対し杉本様からは上場企業2社をご紹介頂き、両社とも1次選考から社長面接をセットして頂きました。杉本様からは 「深呼吸してください。気合を入れて行ってください。」 とのアドバイスを頂き、それを実践して社長面接に臨みました。良いタイミングで良いアドバイスを頂いたと思っています。そのおかげか2社とも社長面接はクリアしました。その内1社は面接翌日に 「先方がダントツで良い印象だったと仰っていますよ!」 と杉本様から連絡を頂き、最終的にその会社に入社することを決めました。
面接後の杉本様のリアクションは素早く、これはとても有り難く感じました。

■人生をかけての神頼み

転職活動中に一番辛かったのは待つ時間が長いこと。検討して頂いているから時間がかかっていることは分かっているものの不安は募るばかりでした。私はこの待ち時間を使って神社・仏閣を訪ね、人生をかけての神頼みをしました。パワーのある神社・仏閣の専門誌を買い、鹿島神宮をはじめ18ケ所巡りました。困った時の神頼みと言いますが、会社に勤めながらの厳しい転職活動であったにもかかわらず、心が乱れることなく精神状態は安定していました。強い気持ちでい続けることができたのは、これら神頼みの賜物かもしれません。

■最後に

転職活動を通じて自分の本当にやりたいこと、自分に合うものが明確になりました。転職を通じて自分を見つめ直せたことは大きく、これからの会社人生は非常に充実したものになるだろうと確信しています。
杉本様には心より感謝しています。転職先決定後にお会いしましたが、その時もまた良いアドバイスを頂くことができました。
本当にありがとうございました。

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