東証一部上場 大手インターネット企業 経営企画部
メガバンク 都内支店及び本店営業部門 法人営業職
ITベンチャー 経営企画
相沢 清史 氏 29歳 / 男性
学歴:中央大学 総合政策学部 政策科学科 卒
証券外務員第一種
日商簿記検定2級
TOEIC 720点
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
私は新卒で有名なメガバンクへ入行しました。
新卒時の就職活動における私の行動軸は 「インフラビジネスに携わること」 でした。
ヒト・モノ・カネの3点から業界を絞り、総合商社 (ヒト)、メーカー (モノ)、メガバンク (カネ) の選考に臨みました。その中で、当時の私はカネがビジネスの源泉であると判断し、メガバンクへの入行を決めました。
都内某支店へ配属となり、約4年3ヵ月中堅・中小企業RMとして従事しましたが、振り返ってみるとこの期間及び業務内容が現在の私のベースを築いたことは間違いありません。
銀行マンとしての財務分析能力はもちろんのこと、“中堅・中小企業≒オーナー企業” が多いと私は思っていますが、そういったオーナー社長とのコミュニケーション、懐への飛び込み方や気に入られ方についてもここで磨かれました。
新規開拓も任されるようになり、周りの方々からのサポートもいただきながら、頭取賞を受賞することもできました。ただ、私の中の行動軸としては、社内に認められたい、という意識よりも、お客様からどうしたら “ありがとう” をいただけるか、ということが重要なものであったと思います。
融資金額や収益金額は法人営業として当然気にするところでありながらも、個人的な達成感や満足感はそのような金額の多寡に問わず、案件発掘から完了までどれだけ多く関わり、そしてどれだけ感謝していただけるように行動できたか、によるところが大きかったからです。
異動により本店営業部配属となり、大企業・上場企業RMとして従事し、1年3ヵ月程を過ごしました。そこでは新聞に掲載されるようなM&Aや海外戦略をはじめ、日本ひいては世界の流れを汲んで活動をすることが重要になり、銀行マンとしては誰もが一度は経験したいポジションに就くことができました。
もちろんそこで得た経験は貴重なものでしたが、自ら案件発掘をして独力でクローズまでもっていくということは、まず不可能になりました。取引先における私のような担当クラスのカウンターパートは良くても部長クラスで、役員・社長と相手のクラスが上がるにつれて、銀行側における交渉担当も次長・部長・役員と上げる必要があったためです。そのため、“この仕事は自分でなければできない” という案件は少なくなりました。
正直、入行の頃より 「銀行はカネ (ファイナンス) をベースとした勉強の場」 と捉えており、定年まで勤め上げるつもりもなかったものですから、そろそろ飛び出すかと思い始めたのです。
ゆくゆくは起業したり事業会社の経営陣として参画したり、もしくは経営企画部門で会社の舵を切るポジションで働きたいというビジョンがありました。
転職活動においては、大企業からベンチャー企業まで様々なサイズ感の企業を見ておりましたが、その中で現職ベンチャー企業を選んだ理由は大きく2つあります。
それは、
【1】社長 (経営陣) にどれだけ近しいポジションであるか
【2】自らの携われる領域がどれだけ広いか
でした。
現職ベンチャー企業については、メガバンク在籍時に担当していた企業で、転職活動を始めるずっと前より社長直々に 「将来はウチのCFOになってほしい」 というありがたいお誘いがありました。その中で、上記2点を満たせる内容であったことから入社を決意しました。
業務内容は、一言で言えば “社長の右腕” でした。職歴や学歴で人を判断するべきではありませんが、私が入社した会社に勤める社員は、職歴や学歴のレベルが高いとはお世辞にも言えない方ばかりであったため、メガバンクからやってきた20代後半の人間、というだけで既存社員からは無駄な構えをとらせてしまうこともリスクとしてあり、役員として入社はしませんでしたが、実質No.2として行動していました。
中期経営計画策定、人事評価制度策定、それらに基づく人員採用・教育計画策定、新ビジネスアライアンスパートナー発掘・交渉、銀行取引対応、資金調達、債権回収フロー改善、等あらゆる業務について中心で従事することができ、サイズは小さい会社ながら経営というものを十分に経験できたと思います。
私は今年30歳になりますが、40代や50代にて実りのある仕事に就き、ひいては家族に経済的利益を十分に享受してもらうため、30歳でキャリアを再考することは最初のメガバンク在籍時より決めていたことです。
向こう5年を見据えてベンチャー企業の第一線であらゆる業務をがむしゃらに行ってきましたが、いわば第1フェーズが終了し、一段落しました。1年6ヵ月程度の在籍期間で決して長いとは言えませんが、濃密な期間でありました。そういったタイミングもあって、今後のキャリアを見直すことにしました。
金融と経営企画のキャリアを活かして、既述のとおり望むような40代50代を迎えるために、どのようなポジションで勤めるべきか、大きく2つに絞りました。
1つは、コンサルタントです。
多くの取引先に接することができ、また携われる領域も広く、自分だからこそできた業務であることを実感しやすい、という3つのポイントを満たせるファームを中心に見ておりました。
もう1つは、事業会社の経営企画部門です。
その企業の中で多くの領域に携われて、私の持つ2種類のキャリアを活かしやすいポジションであり、またそもそもメガバンクを退職するきっかけでもあったからです。
2つに絞ったと申し上げたものの、絞った時期は転職活動における後半の頃でした。
私が意識していたこととして、会社名やポジションで食わず嫌いはせず、興味を少しでも持った案件については、自分が働くイメージをしてみたことです。
その上で面接に臨み、想定し得るポジティブ及びネガティブな面を質疑応答で解消することでよりイメージしやすくなり、それらをもって働きたい/そこまでではない、という判断をしました。
自分の向き不向きも分かり、もとより働きたいと思えた企業は更にそう思えるようになりました。逆に意外な出会いや発見をすることのできた企業もありました。
事前準備は、HPを主としたインターネットによる情報収集は当然ながら、転職エージェントの方からヒアリングできる生の情報をできるだけ得るように努めました。特に、生の情報については複数のエージェントの方から得るようにしていました。
まず募集案件を確認した段階でざっくりと企業研究を行い、書類選考後から面接日までに入念に上記のことを行っていました。そうすることで、面接でこういう風に話すと自分の意思が伝わりやすそうだなとか、こういう質問をしてみて解消されないと先に進みにくいな、など面接のイメージトレーニングにもつながりました。
私がエリートネットワークの転職カウンセラー、廣重さんを信頼することができたのは、最初の面談からです。
転職エージェントさんについては、良くも悪くも1社のみに頼ることはせず、常時4〜5社の方とコミュニケーションをとっていました。
ただその中で、ずばり私の行動軸というかコアというか一番大切にしているものを理解していただけたのは廣重さんだけでした。
前職や現職における自分のキャリアを棚卸していただき、その中で築き上げたスキルや成功エピソードだけでなく、その時感じていた不満・不足しているもの・弱点などをずばり仰っていただけました。
多くの転職エージェントの方とのカウンセリングの内容がポジティブな面のみに偏りがちで、本当の意味での面談ができているとは思えません。そこがポイントでした。
そういったこともあり、他の転職エージェントの方から頂戴する募集案件とは、印象がかなり違いました。多くの転職エージェントの方からは、“コンサル”、“経営企画” というキーワード検索をすれば出てくるような大手企業を紹介されることが非常に多かったです。それはそれでありがたい話で、食わず嫌いはせず書類選考を依頼し、面接に臨むこともしましたが、違和感を覚えることは少なくなかったです。
一方で、廣重さんからは私のコアを基に案件紹介をしてくださったので、見たことも聞いたこともない企業であったり、知っていてもそれまでは良い印象を持っていなかった企業であったりということがありましたが、それは表面上の話で、詳細を伺ったり実際に面接に臨んだりするとすごくフィットしているなと感じる企業が多かったです。
また、他の転職エージェントの方との違いを更に挙げるとすれば、”圧倒的スピード感” です。案件をご紹介いただいて、選考希望意向を示してから実際に書類選考結果が出るまでが良い意味で異常に早いです。私が転職活動を行っていた頃が4月〜5月でしたので、GWを挟んでいました。多くの転職エージェントの方の言葉には 「GW明けの連絡となりそうですが……」 という枕詞が絶対といっていいほど付いていましたが、廣重さんは私がGW前に書類選考依頼を行ってから、最短でその2時間後に書類選考通過連絡を頂戴したこともあります。それだけ企業とのネットワークをしっかりと形成されており、また企業から大きな信頼を得ている証拠です。転職活動は結果が出るまで不安に襲われる場面が多くありますので、白黒をスピーディにつけていただけることは、大変ありがたいことです。仕事をする上で、他者もしくは他社との差別化を図る上でスピードは最高の武器の一つだと個人的に思っていることもあり、ビジネスマンとして信頼することができました。
運良く私は4社から内定をいただき、廣重さんからご紹介いただいた企業へ入社することに決意しました。当然私個人としてのリスク・リターンを考えての選択でありましたが、”廣重さんから紹介していただいた” ということは、少なからずその案件を信頼できるポイントであったと思います。
本当に今回の転職活動における廣重さんからのフォローは質・量共に私にとって最適なものでありました。答えに悩ませてしまうような質問を投げ掛けても、常に参考にさせていただけるご意見を頂戴することができたこともあり、今回の決断に迷うことはあっても、最終的には悔いの残らない道を選択できたと思っています。
まずは5〜10年、圧倒的スピード感と領域の広い経営企画でがむしゃらに従事します。
すごく変化の大きい環境に飛び込むことができるため、どれだけ自分を高められるのかワクワクしています。
その後、その会社で上を目指すか、はたまた別会社でキャリアアップを志すか、もしくは起業して独立するか、道は定めていないですが、どの道を歩むにおいても自分の足で駆け抜けられるように、ビジネスレベルを格段に上げていきます。
この度は、大変お世話になり本当にありがとうございました。